私の母には歳の離れた信夫と言う兄がいて、その伯父の13回忌の法要が有るという事で、私が出席する事になりました。

伯父は着物の行商をしていて、私の家の近くまで来ると必ずチョコレートをおみやげに持って来てくれ、いつしか私は伯父の事を

『チョコレートの伯父ちゃん』

と呼ぶ様になっていて、それは大人になっても変わらず、法事の話を聞いた時も

『チョコレートの伯父ちゃんの法事』

と言っていました。

私が幼い頃、当時チョコレートは、そうそう口に出来る食べ物では無かったので、私は伯父が来るのを心待ちにしていた覚えが有ります。

私が大学生になって下宿をしていた頃は、伯父は下宿の近くまで仕事に来ると必ず立ち寄ってくれ、その時もおみやげはチョコレートだったのですが、違うのは板チョコの包み紙の中に、1万円札をそっと入れてくれていた事でした。

ほとんど仕送りを受けずにやっていた私には何よりも有り難く、伯父に感謝したものですが、薄情な事にこの法事を聞くまでは、ここ数年伯父がいた事すら忘れていました。

伯父の法事に向かう電車の中で、私はずっと伯父が入院していた時に、お見舞いに行った日の事を思い出していました。

伯父には伯母が付き添っていたのですが、伯父は私の顔を見ると、まるで人払いをするかのように

「暫らく真司に診て貰うから、半日ほど家でゆっくりとして来い。」

と言って、伯母を家に帰してしまいました。

伯母が病院を出た頃に伯父は昔話を始めたのですが、その内容は壮絶な物で、伯父の性的なものも多く含まれていた為に私は何も言う事が出来ないで、ただ伯父の話に聞き入っていました。

伯父の性的な話を聞くのは、最初は恥ずかしかったのですが、伯父にとって私はいつまでも子供で、私が結婚して子供をもってからも会えば子ども扱いされていたので、もう大人だと認めてくれているようで、嬉しい気持ちも有りました。

伯父は私を1人の男として話してくれた様ですが余りの内容に、伯父が眠った後、寝顔を見ながら伯父の人生に涙した事を、昨日の事の様に思い出します。

この様な話は一人娘の従姉にも出来ず、ましてや伯母には話せないので、死期を悟っていた伯父は、死ぬ前に誰かに自分の思いを伝え、自分の存在を残したかったのでしょう。

そう言う私も、妻や母にも話し難い内容なので、誰かに聞いて欲しくて、想像を交えながら伯父の物語をここに書く事にしました。

*******************

私が14歳の時に私の母が子供を身篭ったのですが、身体の弱かった母は何度も流産をしていて、生まれれば2人目の子供となります。

今度は無事に元気な女の子が生まれたのですが、その1ヵ月後に、妹の誕生を1番喜んでいた父が心筋梗塞で急死してしまいました。

幸い父親の実家は、使用人が何人もいるほどの大きな農家で、家の跡を取っていた伯父も良い人で、大黒柱を失った私達一家を引き取って面倒をみてくれ、私達は生活に困る事は有りませんでした。

ところが、私が17歳の時に叔父が亡くなり、私達の生活は急変します。

残された伯母は18歳で伯父の所に嫁いだのでまだ若く、色白でふっくらとした美人だったのですが、見掛けとは違って気性は荒く、特に私の1つ上の一人息子を溺愛していて、私達に辛く当たりだしました。

それと言うのも、この従兄は小さい頃から伯母に甘やかされて育ち、自分は何もせずに全て伯母や奉公に来ていたお手伝いさん達にさせていたせいか太っていて、その為に足の関節が悪く、余計に何もし無くなり、いつも家でゴロゴロとしていたので、亡くなった伯父が常に私と比べては、従兄や伯母を叱っていたからです。

あまり外に出たがらず、学校にも行かない従兄に対して、伯父の勧めで私が上の学校に行かせて貰っていたのも、伯母には面白く無かったのでしょう。

私達は離れと言えば聞こえの良い納屋のような所に追いやられ、食事も1日2食にされ、私は学校も辞めるように言われました。

それでも行く所の無い私達は、耐えるしか生きて行く術が有りません。

私は学校を辞めて近くの呉服屋に勤めましたが、まだ見習いの奉公人という感じで、ここを出て母と幼い妹を食べさせて行くのは無理なので、毎日勤めに出る前と休みの日は農作業を手伝っていました。

私が呉服屋の仕事に慣れ出した頃に日本は戦争に突入し、徴兵検査で甲種合格となった時には一人前の男と認められた様で嬉しかったのですが、その事で更に伯母の心証を悪くしてしまいました。

それと言うのは前年に従兄が丙で不合格とされ、その上太っている事を非国民呼ばわりされて殴られて帰った為に、従兄の事と成ると異常な伯母は、私の合格が面白くなかったのです。

従兄も自分の不合格は、これで戦争に行かなくても良いと言って喜んでいたのですが、私の甲種合格が面白くなかったようで

「お前なんか早く戦争に行って死んでしまえ。」

と嫌がらせを言って来ましたが、従兄にはここに来てからずっとその様な扱いを受けてきた私は、左程気に成りませんでした。

当時清子という、伯母の遠縁にあたる身寄りの無い、小柄で可愛い娘がお手伝いとして住み込みで働いていて、いつしか私は彼女の事が好きになったのですが、私には生活力も無く、おまけに病弱な母親と幼い妹までいては、彼女に想いを打ち明けられる訳も無く、またその様な世間の風潮では無かったので、ただ目で追って、彼女の可愛い仕草を見ているだけでした。

ある夜、呉服屋から帰った私は、翌朝の農作業の準備をする為に農機具小屋に行くと、中から男女の争う声が聞こえて来ます。

「お許し下さい。

お願いですから、お許し下さい。」

「駄目だ。

俺は欲しい物は必ず手に入れる。

黙って言う事を聞け。

今から試して、清子のオメコの具合が良ければ、俺の嫁にしてやる。」

「嫌です。

許して下さい。」

中にいるのは従兄の勘一とお手伝いの清子だと分かった瞬間、私は中に飛び込んで、汗だくの太った体で彼女を押さえつけている勘一を引き離していました。

従兄の勘一に対する噂は本当の様でした。

その噂と言うのは、従兄は使用人で気に入った女には、必ず弱みに付け込んで犯し、結婚を迫るという話です。

それもほとんどが伯母に頼み、伯母が手引きして犯行に至るというもので、従弟に手を付けられた女の中には、使用人の奥さんもいたと聞きました。

従弟は結婚願望が強かったのですが、女性を遊び道具の様に思っていて、その上働きもせずに絶えず何か食べながらぶらぶらしていたので自分が、好きになっても気に入ってくれる女性などいません。

現に従弟の毒牙に掛かってしまった使用人は、みんなこの母子に恐怖を感じ、結婚など考えられずにこの家を去って行ったと聞いたのですが、そう言われてみれば、突然この家を辞めて去っていった女の人は、私が知っているだけでも3人はいます。

しかし伯母はそんな従弟を不憫に思うのか凝りもせず、1人去るとまた貧しい家の娘などを雇っていました。

「信夫、この事は誰にも言うなよ。

言えばここにはいられないぞ。

清子、今日は許してやるが、諦めた訳では無いぞ。」

私は勘一が去った後、泣いている彼女を抱き締め、皮肉にもこの事が切欠で彼女と付き合う様になりました。

付き合うと言っても夜に裏の畑で落ち合い、話をするだけなのですが、私は彼女の隣にいるだけで幸せでした。

しかしその事を知った従兄は嫉妬に狂い、欲しかった玩具でも取られたかのように、伯母に不満を漏らし、彼女を自分の物にしたいと頼んだのです。

「信夫、清子は勘一ちゃんの嫁にする事に決めた。

勘一ちゃんには良家の娘さんをと思っていたけれど、どうしてもと言って愚図るから仕方がないわ。

今夜2人には仮の契りを結ばせる予定だけらど、まさかもう関係を持ったなんて事は無いだろうね?お前のお下がりなんて勘一ちゃんが可哀想だから。」

私は彼女を守る為に咄嗟に嘘を吐くと、伯母は私の頬を叩き、怒って母屋に帰って行きました。

次第に戦局は激しくなっていて、私に赤紙が届いたのはその1週間後の事です。

急遽勤めていた呉服屋の大旦那さんの配慮で、彼女と式を挙げる事になり、死んでしまうかも知れない私と夫婦になる事は、彼女にとって幸せかどうか最後まで迷ったのですが、彼女は逆に、だからこそ今私と一緒になりたいと言ってくれました。

式から私が部隊に配属されるまでは2日しか無く、彼女と夫婦だったのは2晩だけで、しかも最初の夜はお互い初めてだった為に、興奮した私は彼女と1つに成る前に出してしまい、その後何とか1つになれたのですが、何をどうしたのかも覚えていません。

この時は妻の身体を見る余裕も有りませんでしたが、2日目には多少余裕も出てきたので妻の浴衣を脱がせ、初めて見る女性の身体の美しさに感動していました。

妻の体は白く透き通り、私がじっと見ていると徐々にピンクに変わって行きます。

「そんなに見ないで下さい。

私恥ずかしいです。」

「ごめん。

清子の身体を脳裏に焼き付けておきたいんだ。」

そう言うと妻は隠す事もしなくなり、私と1つに成った時もまだ痛いのか顔を歪めていましたが、痛いという言葉は1言も口に出さずに

「絶対に死なないで。

必ず帰って来て。」

と言いながら私にしがみ付いていました。

私の体は死を覚悟していて本能的に子孫を残そうとしていたのか、1度出してしまっても繋がったまますぐに回復してきて、腰の動きが止まりません。

翌日、大勢の人に送られて、配属となった部隊に入隊したのですが、余程戦局は不利になっていたのか、もう一度妻と会えるはずの休暇も取り止めとなり、そのまま南方へと送られてしまいました。

半年もすると物資の補給も止まり、食べる物にも事欠いて、私の部隊は玉砕覚悟で敵に突入し、生き残ったのは私の他に1名だけで、2人で山奥に逃げ込んだのですが、彼もその時に負った傷が原因で、間もなく死んで行きました。

それから間もなく終戦と成ったのですが、私にはその事が分からず、結局半年も山の中を逃げ回り、畑の農作物を盗もうとした時に現地の人達に捕まり、日本に帰って来られたのは終戦から7ヶ月も経った後でした。

私は妻や母や妹に一刻も早く会いたくて、戦死した戦友のご家族に報告するのも後回しにして、急いで家に帰ると、庭先で伯母が野菜を洗っていました。

伯母は私を見るなり持っていた野菜を落としてしまい、驚きの表情を隠し切れませません。

「信夫、無事だったのか?死んだのでは無かったのか?」

「無事帰ってまいりました。

妻達は何処にいるのですか?」

伯母の話によると、私の部隊が全滅したと思ったらしく、1年前に私が戦死した事を知らせる電報が届いたそうです。

ただでも病弱だった母は酷く落胆し、その後起きられなくなってしまい、2ヵ月後に他界してしまいました。

妹の今日子は母屋の掃除をしているとの事で呼んでくれたのですが、継ぎだらけの服を着て、私に抱き付いて泣きじゃくる妹を見ていると、この家でどの様な待遇を受けていたかは、聞かずとも分かります。

ただ妻の居場所だけははっきりと言わず言葉を濁し、最後には、私が戦死したと電報が来た翌日に、何処かに出て行ってしまったと言いましたが、嘘を吐いている事は態度から明らかです。

その時妹が

「清子お姉ちゃんは畑にいるよ。」

と言いました。

伯母が止めるのを無視して、妹の手を引きながら畑に行くと、鍬で畑を耕している妻を見つけたのですが、その横には何もしないで立って見ている、赤ん坊を抱いた従兄の勘一もいます。

「清子。」

その声で私に気付いた妻は鍬を落とし、私が近付くに連れて泣き声も大きくなり、終には畑に座り込んで土を握りながら泣き崩れてしまいました。

「信夫、生きていたのか?」

「心配をお掛けしました。

清子、心配を掛けたな。

さあ帰ろう。」

私が妻に手を差し伸べると、勘一がその手を払い除け。

「俺の妻に触るな。

それに、清子さんと呼べ。」

「俺の妻?清子は私の妻です。」

「今は俺の妻だ。

おまえは死んだのだ。

清子とは娘が生まれる少し前に正式に籍も入れた。

法律上も今は完全な俺の女房だ。」

私は愕然としました。

「清子そうだよな?返事は。」

しかし妻は泣いているだけです。

「返事をしろ。

返事はどうした。」

「はい。」

妻は泣きながら小さな声で返事をしました。

その時勘一に抱かれていた赤ん坊が泣き出して、親だから分かるのか、その子は私の子供だと直感しました。

「その赤ん坊は私の子供なのか?」

「違う。

俺の娘だ。」

「おかしいだろ。

どう見ても生後3・4ヶ月だ。」

「違う。

信夫が戦争に行ってすぐ、清子が寂しいと言って来たので、可哀想だから俺がオメコしてやった。

それから毎晩俺の濃いのを注いでやり、その結果出来たのがこの娘だ。

そうだな、清子?」

妻に限ってその様な事は絶対に有り得ません。

嘘は明らかなのですが、妻は泣いているだけで肯定も否定もしませんでした。

私は従弟を殴りたくなり、右の拳を握り締めましたが、左手を力いっぱい握り締めている妹の事を考えると、感情だけで動く訳にも行きません。

「どちらにしても、私はこうして帰って来た。

清子は私の妻だ。

返して貰う。」

「わからん奴だな。

もうお前の妻ではない。

戸籍上も、清子の気持ちもお前の妻ではない。

そうだな清子。

俺と約束したよな。

それに毎日俺とあんな事をしていた清子が、信夫に戻れるのか?信夫に聞かせてやれ。

毎晩何をしていたのか言ってやれ。

俺が言ってやろうか?」

「言わないで。

何も言わないで。」

「何があったか知らんが、そんな事はどうでもいい。

清子こちらに来てくれ。」

しかし妻は私に謝りながら、従兄の太った大きな体の後ろに隠れてしまいました。

「信夫、そう言う事だ。」

私は絶望感に包まれましたが、諦める訳には行きません。

妻の為に生き、妻の為に半年も山の中を逃げ回っていたのです。

妻に会いたくて、蛇やトカゲや虫までも食べて生き長らえて来たのです。

何よりも、私の娘だと思われる赤ん坊とも離れる事は出来ません。

伯母はすぐに妹を連れて出て行ってくれと言いましたが、私1人ならともかく、幼い妹を野宿させる訳にも行きません。

何よりも、妻や娘の近くにいたいと思い、今迄通り納屋の様な離れに住まわせて欲しいと頼もうとした時、以外にも勘一が口添えをしてくれました。

「母ちゃん、そんな薄情な事を言うな。

戦地から帰って来たばかりで、行く所も無いのだから此処においてやろう。

信夫、その代わり明日から畑を手伝え。

それで良いならおいてやる。

お前達が暮らしていた離れは物置小屋として使っているから、母屋に部屋を用意してやる。

今まで妹の今日子が使っていた部屋は狭いから、お前達の為に2階の広い部屋を1部屋空けてやる。」

母屋は大きくて1階には、以前お手伝いさんが使っていた部屋がいくつか有る筈です。

2階は主に家族が使っていました。

それなのに何故2階の部屋なのかまで、少し不思議には思っても深くは考えませんでしたが、その夜妹が寝静まった頃、わざわざ2階のこの部屋にした訳を思い知らされます。

私は長旅の疲れから早い時間に床についたのですが、妻の事を考えてしまい眠れません。

すると襖1枚隣の部屋に誰かが入って来た気配がし、暫らくすると、具合でも悪いのかと思えるような、押し殺した唸り声が微かに聞こえてきました。

私は少し心配になり、布団を抜け出して静かに襖の近くまで行って耳を澄ますと、唸り声に混じって話し声も聞こえ、その声の主は妻と勘一だと分かりました。

「嫌。

堪忍して下さい。

大きな声が出てしまいます。

こんなの嫌。」

「我慢しないで出せばいい。

いつもの清子のように、大きな声を出せばいい。」

「ここでは堪忍して下さい。

隣に主人が。

もう止めて。

ここでは嫌。」

「隣に主人?お前の主人は俺だろ?」

「ごめんなさい。

言い間違えました。」

「いや、許さん。

お前の主人は誰なのか分からせてやる。

これで、俺が本当の主人だと分かるだろ?清子はここをこうされると、すぐにスケベ汁を出すなんて、亭主以外に知っている奴なんているか?」

「嫌、嫌、堪忍して。

そこは嫌。

声が出てしまう。

堪忍してください。」

妻との2晩だけの経験しか無い私にも、2人が何をしているかぐらいは分かり、すぐに止めさせたかったのですが、妻が私に1番見られたくない姿を見られた時の気持ちを考えると、私には襖を開ける事は出来ませんでした。

そうです。

この部屋は夫婦の寝室の隣だったのです。

おそらく勘一は、私に妻を諦めさせる為に、わざとこの部屋を私達の部屋に選んだのです。

「清子、いつに無く頑張るな。

しかしいつまで頑張れるかな?それならここはどうだ?清子の身体を知り尽くした俺から、逃げる事など出来ないと知れ。

もう清子は完全に俺の妻だと言う事を思い知れ。」

「もう駄目。

声が出てしまう。」

私は布団に戻ると頭まで布団を被り、両手で耳を塞いだのですが、妻の声はそれでも聞こえて来てしまうほど大きな声になって行きました。

そんな夜が3晩も続き、朝早くに顔を洗おうと井戸まで行くと、妻が野菜を洗っていました。

常に勘一の監視の目が光っていたので、妻と2人きりになれたのはこれが初めてです。

「清子、どうしてだ?俺とこの家を出よう。」

「許して下さい。

もう駄目なのです。

私はふしだらな女です。

どの様な理由が有ろうとも、私はあなたを裏切って、楽な方へ流されてしまった女です。

もうあなたの元へは戻れません。

昨夜もお聞きになられたでしょ?私はそんな女になってしまいました。」

妻は私と目を合わせずに、野菜を洗いながら話していましたが、涙を流しているようでした。

「何をしている。

早く飯の仕度をしないか。」

その時後ろから声がして、妻は前掛けで涙を拭くと走って行ってしまい、残された私はまた絶望感を味わいましたが、それでも諦める事は出来ずに、何とか妻を説得しようと考えていました。

伯母と従弟は、ろくに働く事もせずに贅沢な暮らしは続けたいらしく、所有していた半分近くの土地を売ってしまっていましたが、それでも可也の田畑が有り、使用人がいない今、そのほとんどは荒地に変わってしまっています。

普段子供の面倒は伯母がみて、妻は従弟と畑で野菜などを作っていましたが、従弟は少し動いては暫らく休み、ほとんど妻が1人で働いている状態でした。

私は妻から遠ざけられ、荒れた畑を1人で元の状態に戻す仕事をさせられていましたが、仕事は辛くても食事などの待遇は良く、私が戻ってからは妹も学校に行かせてもらっています。

今になって思えば私が出て行って他の所で生活力を付け、妻が後を追って出て行くのが怖かったのでしょう。

その為にも私を監視できる手元に置いて、その様な事が起こる前に完全に妻への想いを断ち切らせたかったのだと思います。

勘一は妻が私への未練を断ち切れないでいる事も感じていて、同時に妻の私への想いも断ち切らせるために、異常な行動はエスカレートして行きます。

それは私が作業をしている隣の畑で、妻と勘一が収穫をしていた時でした。

「おい、小便がしたくなったから俺のチンボを出して持っていてくれ。」

しかし妻は勘一を見るのでは無くて、一瞬私の方に目をやると、返事もせずにまた作業を続けていました。

「おい、聞こえなかったのか?俺は手が汚れているから清子がしてくれ。

お前が小便をした後、俺が拭いてやった事だって有るだろ。」

「大きな声で言わないで下さい。

あれは勘一さんが無理矢理。

分かりましたから大きな声を出さないで下さい。」

私は作業をする振りをしながら横目で2人の様子を見ていると、妻は勘一の前にしゃがみ、どうやらズボンの前のボタンを外してフンドシをずらし、取り出そうとしているようです。

「キャー。」

その時悲鳴がしたので作業を止めて見ると、どうも取り出した瞬間に勘一がオシッコをしてしまい、妻にかかってしまったようです。

「清子がいけないのだぞ。

つべこべ言って早く言われた通りにしないから。」

「ごめんなさい。」

「もう日が暮れるから今日はここまでにしよう。

今日子がもう風呂を沸かし終えた頃だ。

小便で汚れた身体を俺が洗ってやる。」

「いいえ、自分で洗いますから。」

「駄目だ。

今日は俺が念入りに洗ってやる。

そして今夜は久し振りに、俺の言う事をすぐに聞けなかったお仕置きをする。

どうした。

お仕置きと聞いただけでスケベ汁が出てきたか?」

「もうお仕置きは許して下さい。

私が悪かったです。

今度からすぐに言う事を聞きますから、お仕置きだけは許して下さい。」

お仕置きと言われただけで、妻の顔が見る見る蒼ざめて行くのを見ていると胸騒ぎがします。

「それに昼飯の後で、母ちゃんからい良い物を貰ったから、早速それも使ってやろう。

清子も必ず気に入ってくれる筈だ。

楽しみにしていろ。」

私が帰ると2人はお風呂に入っていて、小窓から勘一に呼び止められました。

「信夫、今夜から今日子だけは、お前が帰って来る前まで使わせてやっていた、下の部屋に戻そう。

そこは狭くてお前と一緒は無理だが、あいつは勉強が好きだからその方が、気が散らなくて良いだろう。」

私もその方が気楽でした。

何故なら、2人の声でいつ起きてしまわないかと、いつも冷や冷やしていたからです。

「湯がぬるくなった。

薪をくべていってくれ。

おい清子、休むな。

もっとチンボの裏側にも舌を使え。」

私は薪をくべながら、どうして妻と従兄のこの様な行為を聞かされながらも、ここに居座っているのか考えていました。

勿論幼い妹の為でも有るのですがそれだけでは無くて、やはり妻と私の娘に未練が有るのだと思います。

この様な行為を聞かされながらもここにいられたのは、女性経験が無いに等しく、声だけで想像するのには限界が有ったのも要因です。

何よりも心と身体は別で、いくら身体を勘一に汚されようとも心はあの日のままで、妻はまだ私を愛してくれているという様な、純な考えも有りました。

しかしこの夜、私は衝撃的な妻の姿を目の当たりにしてしまうのです。

この日は妻達が風呂からなかなか出て来ず、私は汗を洗い流す間もなく夕飯と成ってしまい、食べ終わってから風呂に入り、とにかく疲れた身体を横にしたくて、部屋に行って布団を敷いて横になると、隣では既にいつもの行為が始まっているのを知りました。

「それだけは嫌です。

それだけは堪忍して。

ここでは嫌。」

「ここでは嫌?他の所でなら、して欲しいと言う意味か?」

「違います。

縄は嫌。

縛るのだけは堪忍してください。」

「駄目だ。

今後の為にも、俺に逆らったお仕置きだけは止める訳にはいかない。

それにしても今日はやけに抵抗するが、そんなに信夫のいる部屋の隣でお仕置きされるのが嫌か?逆に余り騒ぐと、信夫に聞こえるぞ。

清子がお仕置きをされて喜んでいるなんて知られても良いのか?」

その言葉で妻は抵抗を止めてしまったのか静かになりました。

暫らくすると今度は妻の低い唸り声が聞こえてきます。

「嫌がっていたのにこのスケベ汁はどうだ。

尻まで垂れているぞ。

やはり清子の白い肌には縄が良く似合う。

今日は特別にこの張り形を使ってやろう。

どうだ、立派な張り形だろう。

黒檀で出来た高級品だ。

これは死んだ父ちゃんが母ちゃんに使っていた物を今日俺が貰った。

これを使えば、これで清子も立派な我が家の一員に成った事になる。

母ちゃんが何度も気を遣ったこの張り形で清子も気を遣れば、母ちゃんとも本当の親子になったのと同じだ。」

「嫌、嫌、そんな物使わないで。

堪忍して。

そんな太いのは無理です。

怖いから入れないで。

嫌、嫌、私怖いの。

怖い、ヒィー。

抜いて、きつ過ぎる。」

「大丈夫だ。

太いと言っても俺のよりも少し太いだけだ。

その内馴染んで良くなる。」

「嫌、きつ過ぎます。

嫌、嫌、止めて、嫌。」

いつもには無い、妻の鬼気迫る大きな声で私は布団を飛び出し、助けようと襖を開けたとたん、私の身体は固まってしまいました。

10畳の広い部屋の中央には座敷机が裏返しに置かれて、その上には布団が敷いてあり、妻はその上に全裸で寝かされ、手足はその机の4本の足にそれぞれ縄で縛られていて、妻は身動き出来ません。

おまけに腰の下には枕が2個も入れられているために、妻の恥ずかしい部分が足の間に胡坐を掻いて座っている勘一には丸見えの状態です。

妻の乳房には押し潰すかのように上下に縄がかけられ、尖った乳首からは母乳が滲み出ていました。

妻は私に気付いて狂わんばかりに泣き叫んでいますが、勘一は私に動揺する事も無く、妻の中に入れられた黒光りした木片を動かしながら笑っていました。

「見ないで。

嫌、嫌、お願いだから見ないで。」

「おう信夫か。

清子がうるさくて眠れないか?どうせ眠れないならそこに座ってお仕置きを見ていけ。

お仕置きと言っても、何も清子が嫌がる事をしている訳では無い。

むしろ気持ち良くさせてやっている。

この太い張り形は初めてだから今日は騒いでいるが、いつもは縛られただけで、スケベ汁を垂らすくらい喜んでいる。

今は嫌な振りをしているが、すぐにヒーヒー言い出すぞ。

縄を使うと清子の乱れようも凄いから、そこでゆっくりと見物していけ。」

私は耐え切れずに、勢いよく襖を閉めると布団に潜り込みましたが、いくら耳を塞いでも妻の許しを請う大きな声は、はっきりと聞こえて来てしまいます。

しかし勘一の言うとおり、妻の嫌がる声は次第に喜びの声と変わり、最後にはあの大人しい妻からは想像出来ない獣が吠えるような声になり、その声が一段と大きくなったと思ったら、急に静かになってしまいました。

「信夫、聞こえただろ?どうだ、凄い気の遣り様だっただろ。

気を遣ったばかりなのに、もう腰を動かして次を催促しているから、今度は俺のチンボで虐めてやるがこれも凄いぞ。

縄で縛られてされるのは余程気持ちが良いのか、いつもとは反応が全然違う。

よく聞いていろよ。」

私は勘一を殺したい衝動に駆られ、同時に妻を哀れに思いましたが、その様な感情を持ちながら、下半身は私の気持ちとは別の生き物の様に硬くなっていて、知らぬ内に右手で強く握り締めてしまっていました。

次の日から妻は、私と一切目を合わさなくなってしまいました。

何とかして妻と話しがしたくて、ずっと2人だけになれる機会を伺っていたのですが、極少ないチャンスも妻に避けられてしまいます。

あれから3日経ち、話しをするどころか挨拶さえもして貰えず、私の少し前を歩く妻と勘一を見ながら、もう妻の事を諦めた方が良いのかも知れないと思いながら、畑仕事が終った薄暗い道を歩いていると、いつもは勘一の話しに返事をするだけの妻が、珍しく自分から何か話しかけていましたが私の位置からでは何も聞こえず、今までの様に何を話しているのか知りたいという気持ちも起こりません。

しかし、もう少しで家に着くという時になって2人は立ち止まってしまったので、近付く私に、少しづつ会話が聞こえるようになって来ました。

「そんなに母ちゃんの部屋にお乳をやりに行くのが嫌なのか?どちらにしても、オメコをするのに和美が横で寝ていては気が散る。

俺が今のままで良いと言ったら良いのだ。

口答えするな。」

「それなら以前のように、せめてお乳をあげるだけにさせて頂けませんか?お願いします。」

「そうか。

母ちゃんにされるのが嫌なのか。

清子には母ちゃんの好意が分からないのか?情けない嫁だ。」

「お願いします。

お願いします。」

私には2人の会話の意味が分かりませんでしたが、必死に何度も頭を下げている妻の様子から、それが普通の行為で無い事だけは分かりました。

私は2人に追いついてしまい、立ち止まる事も無く追い越そうとした時に、勘一は私の顔を見ながら微笑んで。

「清子はお仕置きをされたくて、本当はわざと俺に逆らっているのだろ?今夜は消防団の集まりが有るから、先に床についていても良いが、枕元には縄とあの張り形を用意だけはしておけ。」

妻は横目で私を見ると、何も言わずに俯いてしまいました。

夕飯が終ると従兄は消防団の集まりに行き、私は部屋に行って横に成っていましたが、妻が伯母に何をされているのか気になって仕方が有りません。

階段の所まで行き、耳を済ませて下の様子を伺っていると伯母の声が聞こえて来ました。

「清子、そろそろ和美がお乳を欲しがる頃だから、もうお湯を使って来なさい。

私はいつもの様に和美と部屋で待っているから。」

妻は2階に上がって来たので私は慌てて部屋に戻ると、着替えを取りに来ただけなのか、慌しくまた下りて行ってしまいました。

妻が伯母の部屋で何をされるのか余計に気になり、妻が伯母の部屋に行った頃を見計らって、足音を忍ばせて、1階の1番奥に有る伯母の部屋の隣の部屋に入り、襖に近付いて耳を澄ませていたのですが、微かに人の気配はしても誰の話し声も聞こえません。

余りの静けさに私の息遣いが隣に聞こえてしまいそうで、襖から離れようとした時、伯母の怒った声が聞こえました。

「もう和美は寝てしまっているじゃないか。

早くそこに寝かせていつもの様にここに来なさい。」

「お母様、今夜は堪忍下さい。」

「信夫が帰って来てから清子が動揺していると聞いたから、あんな男に惑わされずに夫婦仲良く出来る様に気を使ってしてあげているのに、堪忍してなんて言われては、私が虐めている様に聞こえるじゃないか。」

「ごめんなさい。

そんな意味では有りません。

でも、本当に結構ですから。」

「勘一ちゃんからも聞いたが、清子はそんなに嫌かい?私がしてあげるようになってから、口では多少嫌がっても身体は最初から俺を求めてくると、勘一ちゃんは凄く喜んでいたよ。」

確かに妻は、最初の日とお仕置きと呼ばれる行為をされた日を除くと、最初は拒否する様な事を言っていても、すぐにその声は喜びの声に変わっていました。

「分かった。

途中で止められるのが嫌なのだね?オメコが疼いたまま、2階の部屋まで行くのが辛いのだね?でもその方が、勘一ちゃんに疼きを癒してもらった時の喜びは大きいだろ?」

「もう言わないで。

もうやめて下さい。」

「何が、もうやめて下さいだ。

我慢しろと言う私の言葉も聞かずに、3回に1度は気を遣ってしまっている事を、私が気付いていないとでも思っているのかい?いいからここに寝るんだよ。」

「今日だけでも堪忍して下さい。

今夜は勘一さんがいないので、そのご心配はいりませんから。」

「そう言わないで。

きつい事を言ったが私だって女だから、寝巻きを汚さないようにオメコを押えて2階まで歩く辛さは分かっているつもりだよ。

いつも辛い思いをさせているから、今夜は途中で止めずに思い切り気を遣らせてあげるから、私の言う事を聞いてここに寝なさい。

勘一ちゃんはたぶんお酒を呑んでくる。

あの子はお酒に弱いからおそらく今夜はして貰えないよ。

何も無しでは寂しいだろ?いつもよりもうんと気持ち良くしてあげるから、早くここに寝なさい。」

伯母は怒っていたかと思えば優しく宥め、優しくしていたと思えばまた怒るを繰り返し、何とか妻に言う事を聞かせようとしていましたが、妻が返事をする事は有りませんでした。

「もう分かった。

私の好意が受けられないのだね?それならそれで良いよ。

私に逆らったと言い付けて、明日は離れでお仕置きをしてもらおう。

信夫が帰って来てからは使わなかった離れで、久し振りにお仕置きされるといいさ。」

痺れを切らした伯母がそう言うと、妻はあっさりと伯母に従う言葉を言ってしまいます。

「お母様、ごめんなさい。

離れは嫌です。

勘一さんには言わないで下さい。

もう逆らいませんから、離れだけは許して下さい。」

少しすると静かだった部屋からは、毎晩隣の夫婦の寝室から聞こえてくる今では聞き慣れた、妻の唸り声にも似た低い声が聞こえ出したので、私は音を立てないように襖を少しだけ開けて中を覗きました。

私が襖の隙間から見たものは、娘から離れた所に敷かれた布団の上で、寝巻きを着たまま前だけを開かれて、仰向けに寝かせられている妻の姿でした。

伯母はその横に正座していて、マッサージでもしているかのように、妻の両乳房を揉んでいます。

「お乳が沢山出てくるね。

和美は余り飲まなかったのかい?乳腺炎にでもなるといけないから、今日は念入りにしておかないと。」

最初の頃はこの様な理由を付けられて、伯母のこの様な行為を受けるようになったのかも知れません。

しかし、伯母の指はお乳を搾り出すような動きでは無く、あくまでも優しく、時折乳首を摘んだりもしています。

「気持ち良いかい?そろそろ下もしてあげようね。

どれ、足を開いてごらん。」

妻が従わないでいると叔母が乳首を抓ったので、妻が顔を歪めて足を開いたのを見た伯母は、左手は乳房を揉んだまま右手を下腹部に持って行って、手馴れた仕草で動かすと、妻のそこは既に濡れていたのかクチュクチュと音までたてています。

「何てはしたない嫁だろう。

姑にお乳を触られていただけで、こんなに濡らすなんて。」

「お母様、言わないで。

恥ずかしいから言わないで。」

「本当に恥ずかしいのかい?それなら、この腰は何だい?」

確かに妻の腰が、少し上下に動いているように見えます。

「お母様、言わないで。

もう堪忍して。」

しかし言葉とは裏腹に腰の動きは激しくなり、唸るような声も次第に大きくなっていきます。

「さっきまで嫌がっていたのは何だったのだろうね。

私にされるのが嫌だったのだろ?もう止めてしまおうか?」

妻は嫌嫌をするように、激しく顔を左右に振っていました。

「それなら約束どおり最後までしてあげるから、早く気を遣っておしまい。

早くしないと止めてしまうよ。

ほら、早く気を遣らないと止めてしまうよ。

ほら。」

そう言いながら指の動きを早くすると、妻は叫ぶような大きな声を上げ、次の瞬間一気に全身の力が抜けてしまったようでした。

伯母はそんな妻を残して立ち上がり、小さな桐の箱を持ってくると中の物を取り出して、妻の目の前に持って言ったのですが、妻は目を閉じていて気付きません。

それは勘一が妻に使っていたのと同じで、やはり黒檀で出来ているのか黒光りした、木製の男根でした。

「目を開けて見てごらん。

この張り形は勘一ちゃんにあげた物よりも少し細いけど、あれよりも雁の部分が張っていて気持ち良いよ。

私はこの方が好きだから。」

伯母はその後の言葉を濁してしまい言いませんでしたが、おそらく自分を慰める為に、今でも伯母が使っている物なのでしょう。

「嫌。」

妻は目を開けて見た瞬間、そう一声上げると横を向いてしまいました。

「清子、まだ終ってはいないよ。

今日は思い切り気を遣らせてあげると言っただろ。

今度はこれでしてあげるから四つん這いになってごらん。」

「お母様、そんな物は使わないで。」

そう言いながらも、もう妻は快感を与えてもらった伯母の言い成りで、ゆっくりとうつ伏せになると膝をついて身体を起こし、言われた通りの格好になってしまいました。

伯母は妻の後ろに回ると、お尻の方に垂れた寝巻きの裾を腰まで捲くり、いきなり濡れた部分に張り形を入れてゆっくりと動かしています。

「オサネで気を遣ったから、中が寂しかっただろ?この張り形の具合はどうだい?」

妻が答えないので、叔母が黒光りした張り形を引き抜こうとすると、妻のお尻は張り形を追い掛けてついて行きます。

「気持ち良いです。

凄く気持ちが良いです。」

そう言いながら、動きを催促でもするかのようにお尻を振る妻を見て、伯母は満足そうな笑みを浮かべると、徐々に動きを早くしていきました。

妻はまた声を上げ始め、その声は伯母の手の動きに合わせるかのように大きくなっていくのですが、その時私は、後ろで正座している伯母が寝巻きの裾を割り、空いた片方の手を股間に入れて、もぞもぞと動かしている事に気付きました。

伯母はその様な自分の姿を妻に見せたくなくて、後ろからする事にしたのでしょう。

早くに嫁いだと言っても、もう40歳を少し過ぎている伯母ですが、見え隠れする太腿は妻よりも白く、鼻の穴を広げ、時折目を閉じて顎を上に向ける仕草には怪しい色気が有り、私はこの時初めて伯母に異性を感じたのです。

私はそんな妻と伯母を交互に見ている内に、両手で股間を押さえていました。

「ほら、もう気を遣っても良いのよ。

今日は我慢しなくても良いから、早く気を遣りなさい。

思い切り大きな声を出しながら気を遣りなさい。」

伯母の言葉は、伯母自身も最後に近付いている事を意味しています。

妻が先程よりも大きな、唸るような声を出して崩れ落ちたのと同時に、正座していた伯母のお尻も横に崩れ落ちたのですが、興奮していた妻は気付かなくても、伯母が妻よりも高音の可愛い声を上げて崩れ落ちたのが、私にははっきりと分かりました。

暫らくは妻と同様、伯母も肩で息をしていました。

「清子のお汁で手が汚れてしまったから、私はもう1度お湯を貰ってくるよ。」

何も知らない妻にはそう言っていますが、汚れてしまったのは手だけでは無いはずです。

伯母が出て行き、勝手口の戸が開く音がしたので、伯母が薪をくべに行った事が分かり、私は伯母の部屋に入って行って妻に声をかけました。

「清子。」

妻は私を見ると、驚きの声を上げそうになったのを堪えて、這いずって逃げようとしています。

「清子は勘一だけで無く、伯母の慰み者にもなっていたのだな。

俺とこの家を出よう。

俺と逃げよう。」

この言葉で妻は動きを止めると畳に伏せ、声を殺して泣き出したので私は側まで行き、肩に手を置いて思いの丈を全てぶつけましたが、妻はただ泣いているだけでした。

「この家の奴らは異常だ。

私とここから逃げよう。」

ようやく顔を上げて私を見てくれたのですが、その目は寂しそうで、口からは諦めの言葉しか出て来ません。

「もう遅いの。

私がどの様な思いでこの家で暮らす事を決心したか。

どの様な思いで耐えて来たか。

お願いですから、もう私の事は忘れて下さい。」

私が戦地へ行ってから、私よりも妻の方が、何倍も辛い思いをして来たのかも知れません。

「私だってあなたと暮らしたい。

好きなあなたと暮らしたいです。

でも今までに色々ご覧になったでしょ?私がどの様な女になってしまったか、ずっとご覧になって来たでしょ?こんな私を愛せますか?こんな私と暮らせますか?」

「ああ、愛せるとも。

暮らせるとも。

私はその為に生き長らえて来た。

1人密林をさ迷いながら、もう死んだほうが楽だと何度も思った。

あの時、戦友達と死んでいた方が良かったと思った。

今日は死のう。

明日は死のうと毎日の様に思ったが、その度に清子の顔を思い出して耐えて来た。

清子にもう1度逢いたい一心で生き長らえて来た。」

「もうやめて。

全て遅いの。

私も和美もあの人の籍に入れられてしまいました。

私だって信夫さんと暮らしたい。

本当の親子3人で普通に暮らしたい。

好きな人と一緒にいたい。

でも、もう遅いの。」

「やはり、この子は私と清子の子供だったのか。」

これで私は諦める事が出来なくなりました。

「今夜逃げよう。

街まで逃げればどうにかなる。

とにかくこの家から逃げよう。」

妻は涙を流しているだけで返事をしません。

「伯母さんは今、おそらく風呂を沸かし直しているから、風呂に入ったらその隙に逃げよう。

今を逃したら、もう清子と暮らせる事は一生無くなるかも知れない。

頼む私と逃げてくれ。」

私は妻を抱き締めて唇を重ねました。

「こんな私で本当に良いのですか?本当に私と逃げてくれるのですか?」

「私は妹に言って来るから、清子は和美に必要な物をまとめておいて欲しい。

それと言い難いのだが、お金が置いてある所を知っていたら教えてくれ。

なにも盗もうと言うのでは無い。

少しの間借りるだけだ。

必ず後で返す。

私も清子もあれだけ働いていても何も無い。

そのぐらいは神様も許してくれる。」

伯母がお風呂に入ったのを確認して、私は娘の和美を抱き、妻は妹の今日子の手を牽いて、人目を避けながら駅に急ぎました。

しかし、まだ臨時列車などが多くてダイヤが一定しておらず、不運にも1時間も前の列車が今日の最終との事です。

私達は線路沿いの道を、出来るだけ遠くに行こうと歩き出したのですが、赤ん坊を抱き、小さな妹の手を牽いて、曇っていて月も出ていない真っ暗な夜道を行くのには限界が有り、人里離れた所にあった農作業小屋で夜明けを待つ事になりました。

まだ肌寒く、妹を真ん中にして身を寄せ合っていたのですが、妻が娘の和美にお乳を飲ませている姿を見ていて、このような状況の中でも、私は言葉に出来ないほどの幸せを感じていました。

私の横で、私の子供に最愛の妻がお乳を与えている。

これは私が、真っ暗な夜の密林の中で1人脅えながら、毎晩夢見ていた光景なのです。

妹が寝息を立てだしたので、私が着ていた上着をかけてやり、妻の横に座って妻に尋ねました。

「どうしてこの様に成ってしまったのか聞いても良いかな?」

すると妻は、私が派兵されてからの話を、涙を堪えながら話してくれました。

私が南方に派兵された翌日には、早くも勘一は妻に迫って来ました。

勘一にとっては、お気に入りだった自分の女を、他の男に盗られたという感覚だったのでしょう。

しかも盗った相手が、伯父にいつも比べられて、いつしか勝手にライバル心を持つ様になってしまっていた私では、尚更面白くなかったのです。

妻が畑に通じる道を歩いていると、待ち伏せしていた勘一に呼び止められ、逃げられないように腕を掴まれてしまいました。

「信夫のチンボは気持ち良かったか?信夫と何回オメコした?」

「変な事を言わないで下さい。

畑に行きますから腕を放して。」

しかし勘一は放すどころか、より強く掴んできました。

「信夫は清子としか経験がないから下手だっただろ?俺がもっと気持ちの良い事を教えてやるからそこの小屋に行こう。

俺が本当のオメコを教えてやる。」

「やめて下さい。

私はもう信夫さんの妻です。」

「あいつはもう帰っては来ないさ。

南方へやられて生きて帰った奴なんかいない。」

「そんな事は有りません。

私に何かしたら舌を噛みます。」

勘一は妻の気迫に押されて、その場は不機嫌な顔をしながらも引き上げたのですが、この事で妻への嫌がらせが始まります。

すれ違いざまにお尻を触られ、乳房を掴まれる事などは序の口で、便所に入っていると間違えた振りをして扉を開けられ、風呂を覗かれる事も度々でしたが、それでも飽き足らない勘一は、入浴中に裸で入って来た事も有りました。

「清子が入っていたのか。

俺も急に湯が浴びたくなった。」

「嫌です。

出て行って下さい。」

「俺の風呂に俺がいつ入ろうと勝手だ。

それよりも俺のチンボは大きいだろ?信夫のと比べて、どちらが大きい?」

勘一は太っていて体も大きかったので、余計に小さく見えたのかも知れませんが、決してお世辞にも大きいとは言えません。

その訳は後に分かるのですが、自分の物は他の者より可也大きいと思い込んでいるのです。

「知りません。

お願いですから出て行って下さい。」

「俺と入るのが嫌なら清子が出ろ。

さあ、俺も湯に浸かるとするか。」

妻は恥ずかしくて、湯から出る事が出来ませんでしたが、太った勘一に入って来られては身体が完全に密着してしまいます。

妻は意を決し、手拭と手で前を隠して飛び出して行きましたが、後姿は全裸そのものです。

「オメコをよく洗ったか?俺のチンボを入れて欲しくなっただろ?今夜あたりどうだ?」

妻を目で追いながら、微笑む勘一の緩んだ口元からは涎が垂れていました。

しかし妻にとってそれ以上に辛かったのは、ただでさえ1日2食にされていた食事の量を、妹や母まで減らされた事です。

自分の分を妹に与える事も禁じられ、この事は妻や母には我慢出来ても、育ち盛りの妹が不憫でなりません。

そんな中、腹を空かせていた妹が、新しい大根を隠れて食べた事が伯母に知れ、激怒した伯母は罰だと言って、更に妹の食事の量を減らしてしまいました。

「何という子だろう。

空腹ぐらい我慢出来ないのか?戦地の兵隊さん達は食べる物も無く、お国の為に戦っていると言うのに。

この子はとんだ非国民だよ。」

その癖自分の息子は戦争に行かなくても良い事を喜び、軍需工場へ行く代わりに与えられた農作業も、自分達はほとんどしていないのです。

おまけに従兄はお腹が空くとその都度腹いっぱい食べ、1日何食も食事をしています。

耐えられなくなった妻は、勘一に頼みに行きました。

「お願いですから今日子ちゃんの食事の量だけでも、もう少し増やして頂けませんか?」

「ああ良いぞ。

その代わり清子が余分に仕事をするのなら。」

「ありがとうございます。」

「そうか。

それなら今夜から俺の布団へ来い。」

妹には申し訳ないと思いながらも、妻にはその様な事は出来ません。

諦めた妻は野菜の捨てる部分を炊いたりして、こっそりと妹に食べさせる事で、どうにか凌いでいたのですが、そうこうしている内に、妻が私の子供を身篭っていた事が分かります。

妹と母の他にもお腹の中の子供という、守らなくてはならない存在が1人増えた事で、妻は嫌がらせにも耐えて、人が変わった様に人間的に強くなって行きました。

しかしお腹が少し目立ち始めた頃、私の戦死を知らせる連絡が入ってしまいます。

妻は三日三晩泣き続けた後、お腹の中にいる私の分身を守る為に、何とか立ち直ろうと元の生活に戻ったのですが、今までの様な気丈さは影を潜めてしまいました。

今まで寝たり起きたりの生活を送っていた母は、私の戦死という誤報で酷く落胆し、寝たきりになってしまい、日に日に衰弱していきました。

そんな母の姿を見ている事が辛く、まさかお腹に子供のいる自分には何もしないだろうと油断していた妻は、ある夜、勘一の部屋に行ってしまいます。

「お願いです。

お母さんに玉子を食べさせてやって下さい。

このままでは死んでしまいます。

毎日でなくても良いです。

せめて2日に1度は食事の時に玉子を下さい。」

「あいにく、余分な玉子は無い。」

「勘一さんと伯母様は毎日食べているじゃないですか。

お願いします。

お願いします。」

「俺達が何を食べようと、清子にとやかく言われる筋合いは無い。

そうは言っても俺にとっても大事な叔母さんだ。

玉子ぐらいは仕方が無いか。

その代わり分かっているな?」

「やめて下さい。

何をするのです。

私のお腹には子供がいます。」

「それがどうした?俺の部屋に来たという事は、清子もそのつもりだったのだろ?」

「違います。

やめて下さい。」

妻は自分の考えが甘かった事を知りましたが時既に遅く、抵抗も虚しく押し倒されて、上から勘一に押さえつけられてしまいました。

「どうした?舌を噛んで死なないのか?信夫に対しての操を守らなくても良いのか?」

普段の勘一は余り知恵が働く方では無いのですが、何故かこういう事には知恵が働き、今までの妻なら舌を噛み切る事が出来ても、お腹に子供がいては、その子まで死なせるような事は出来ないと分かっていたのです。

勘一の思惑通り、妻はお腹の子供を守る為に、勘一の体重を両手で支えようと必死で、自分の貞操を守る事など二の次でした。

「待って。

お腹の子供が、お腹の子供が死んでしまう。」

すると勘一は膝をついて腕を伸ばし、巨体を浮かせて言いました。

「それなら自分で脱げ。

早くしないと、いつまで支えていられるか分からないぞ。

言う事を聞けば玉子も毎日やるし、清子や今日子にも毎日腹いっぱい食わせてやる。

清子だって腹の中の子供の為に、沢山食いたいだろ?早くしないともう腕が痺れてきた。」

玉子の事などもう妻の頭の中には無く、ただお腹の子供を守る為に涙を流しながら、勘一の下で服を脱いでいきました。

妻が全裸になると勘一は起き上がり、自分も裸に成ると妻の足首を掴んで足を大きく開かせ、その間に座るとじっと妻の中心を見ながら笑みを浮かべています。

もう抵抗する気力も無く、ただ両手で顔を覆って涙を流す事しか出来ない妻の気持ちを弄ぶかのように、勘一はじっと見たまま何もしません。

何もされずに、ただじっと見られている方が妻にとっては恥ずかしく、辛い事を知っているのでしょう。

妻が耐えられなくなり、顔を覆っていた片方の手で、じっと見られている部分を隠そうとすると、勘一はその手を払い除け、ようやく妻の固く閉ざした花弁を左手で開き、右手の指を厭らしく舐め回すと唾液をたっぷり付けて、開かれた花弁の内側に塗りこんでいきます。

勘一はまた自分の指を舐めて唾液を付けると妻に塗り込み、何度かその行為を繰り返されている内に、妻のその部分はべとべとになってしまいました。

「どうだ清子。

濡れているのはもう俺の唾だけでない。

清子のスケベ汁も混じっているのだぞ。

これを誘い水と言うのだ。

よし、そろそろ入れても大丈夫だな。」

そう言うと今度は掌に唾液を垂らしてそれを自分に塗り、妻の中に強引に突っ込んで来ました。

「痛い。

痛いです。

止めて痛い。」

「我慢しろ。

その内良くなる。

余程信夫のチンボは小さかったのだな。」

自分で大きいと勘違いしている勘一の物を入れられて痛かったのは、妻は私との2晩だけの経験しかなく、それも私との行為から間が空き過ぎていた事も有ったのでしょうが、それよりも勘一の事を生理的に受け付けず、1番嫌いな相手に辱められているという思いが、更に痛みを増幅させたのでしょう。

「このぐらいの太さで痛がっていてどうする。

ここから赤ん坊が出てくるのだぞ。

これから毎晩、赤ん坊が通り易い様に、俺が道を広げてやる。」

妻にはまだ痛みが有り、この行為は苦痛でしか有りません。

「勘一ちゃん何をしているの。

止めなさい。」

その声で伯母が入って来たのに気付いた妻は、恥ずかしさよりも、これで助かったという安堵感を覚えました。

伯母が入って来ても、勘一に止める気配は有りません。

「勘一ちゃん、止めなさいと言っているでしょ。

あなたは体重を支えているつもりでしょうが、大きなお腹が清子のお腹に乗っているのよ。

お腹の中の赤ちゃんにもしもの事が有ると、清子まで危ない事もあるのよ。

そうなると、もう清子の身体で遊べなくなるのよ。

良いの?」

ようやく勘一は腰の動きを止めて起き上がったのですが、勘一のそれはまだ中に入れられたままです。

「でも俺はしたい。

もう我慢出来ない。」

「分かっているわ。

母ちゃんが良い方法を教えてあげるから、言う通りにしなさい。

勘一ちゃんのオチンチンは入れたまま、清子を抱き起こして向かい合ったまま抱き合う格好で、清子が動かないで良い様に、勘一ちゃんが清子を少し持ち上げて腰を動かしてごらん。」

「こうか?」

「駄目だわ。

勘一ちゃんがお腹にいる時、母ちゃんは父ちゃんにこの格好でしてもらっていたのに、勘一ちゃんは太っていて、どうしても清子のお腹を押してしまう。」

「もうこれで良いよ。

母ちゃんは出て行ってくれ。」

「駄目。

それなら今度は勘一ちゃんだけそのまま後ろに寝てみて。」

「この格好なら何度か奉公に来ていた女にさせた事が有る。

清子、お前も上で腰を使うのだぞ。」

「駄目なの。

清子が激しく動いては、お腹の子供にさわるから、清子は動かずに勘一ちゃんが下から腰を使うの。

清子、膝をついて少し身体を持ち上げなさい。

勘一ちゃんの腰が動き易い様にしなさい。」

妻は呆然としていて上に座りこんだままでいると、伯母も妻の後ろで勘一に跨り、妻の両脇から手を刺し入れて後ろから抱きついた格好になって、妻を少し持ち上げました。

伯母を見た時に助かると期待しただけに妻の落胆も大きく、妻の緊張の糸は完全に切れてしまい、この異常な状態が理解出来ずにいつしか痛みも忘れ、妻のそこは勘一の動きを助けるかのように、濡れていってしまうのです。

そうなると出し入れする動きも滑らかになり、妻の口からは喘ぎ声すら漏れて来ます。

伯母も興奮して来たのか目の色が変わり、後ろから抱き付いたまま妻の頬に自分の頬を摺り寄せて

「清子、気持ち良いの?良かったわね、勘一ちゃんにオチンチンを入れて貰えて。

清子どうしたの?勘一ちゃんのオチンチンがそんなに気持ち良いの?もしかして、もう気を遣りそうなの?そうなのね?勘一ちゃん、腰をもっと早く動かして追い込んでやりなさい。

清子はそろそろみたいよ。」

「だめだ、俺が先に出してしまいそうだ。」

「何言っているの。

我慢しなさい。

女は気を遣る事が出来たオチンチンをまた欲しがるものなの。

母ちゃんも父ちゃんのオチンチンで気を遣らされてから、毎日父ちゃんのオチンチンが欲しくなったわ。

昼間からお強請りした事も有ったわ。

さあ、母ちゃんも手伝ってあげるから頑張るのよ。」

伯母は妻を支える手を片方離したのですが、妻はほとんど自力で腰を浮かせていて、今自分が置かれた惨めな状態を忘れたいが為に、逆に我を忘れて快感を貪るようになっていきました。

伯母は離した手を妻の下半身に持って行き、後ろから妻のオサネを指で擦り出したので、妻は一気に駆け上がってしまいます。

「何、何、何なの。

何か変なの。

怖い、怖い、私どうなるの。

怖い、怖い。」

「何も怖く無いのよ。

怖がらないで身を任せるの。

何も考えずに自然に身を任せるの。」

「母ちゃんもう出しても良いだろ?もう我慢出来ない。

出してしまう。

出る。

出る。」

伯母は妻のオサネを擦る指の動きを早くして。

「清子も気を遣りなさい。

怖がらないで思い切り気を遣りなさい。

勘一ちゃんにおいて行かれるわよ。

ほら、ほら、気持ち良いでしょ?ここも気持ち良いでしょ?」

「変なの。

私変なの。

どこかに行きそうなの。

嫌、嫌、嫌、嫌。」

妻は生まれてから3度目、勘一とは初めて交わりで、早くも気を遣る事を覚えてしまいました。

これも母と子に責められるという異常な行為が、妻を違う世界に連れて行ってしまったからかも知れません。

伯母が異常にお腹の子供の心配をしたのは、従兄は16歳の時に重い耳下腺炎に罹り、子供を作る事は出来ないと思っていたので、この子を従兄の子供として、跡取りを確保したかったのでしょう。

翌日から、食事が3食になって量も増え、母には毎日玉子を付けてくれる様になったのですが、妻の寝室は勘一の部屋に移され、毎晩の様に勘一に入れられた状態で、仰向けに寝た勘一の上に座らされました。

その上、行為中は必ず伯母が側で2人を監視していて、妻は伯母の指示に従わなければならないという、普通では考えられない様な異常な行為を強要され、その行為は事も有ろうに、母が死んだお通夜の日や葬儀の日にも続けられた様です。

妻の出産が近くなると、伯母は執拗に従兄との結婚を迫る様になっていました。

良家の娘と結婚させると強がっていても、本心は自分の息子の将来を気に病んでいたのでしょう。

男が少ない当時でも、有る程度の資産が有るにも関わらず、ブヨブヨに太っていて、脂ぎった顔の従兄とは、結婚したいなどと言う娘はいなかったのです。

学校へもほとんど行かず、その後もろくに働きもせずに女癖も悪いと評判になっていて、見合いの話を持って来てくれる人すらいませんでした。

その上、子供が出来ない確率が高く、妻と結婚させればその悩みも解消されます。

しかし妻は、結婚だけは頑なに拒んでいました。

籍を入れたら最後、1番嫌いなタイプのこの男から、一生離れられなくなると思ったからです。

ある夜妻は、業を煮やした伯母に呼ばれて部屋に行くと、そこには怖い顔をした勘一も座っていました。

「どうしてもこの家の嫁になるのは嫌かい?こんなお腹に子供がいる様な女を、我慢して貰ってやろうと言っているのだよ。」

「ごめんなさい。」

「そうかい、分かった。

私の遠縁に当たり、甥っ子の嫁だからと思って甘やかせていたが、それならお前なんかに用は無い。

すぐにこの家を出て行っておくれ。」

妻には身寄りも無く、ここを追い出されては行く所が有りません。

しかも身重の体では、尚更ここを出て行く事は出来ませんでした。

「一生懸命働きますから、どうか此処において下さい。

せめてこの子が生まれるまでだけでもお願いします。」

「甘えるんじゃないよ。

そんな身体で何が出切ると言うのさ。

それに、勘一ちゃんの子でなくても、うちの嫁の子供ならいざ知らず、どうしてそんな子供の事まで考えて、私達が面倒をみなければいけないのか教えて欲しいよ。

優しい勘一ちゃんは我慢して、お前の様な女を嫁に貰ってやろうと言っているのに、もう何処へでも行っておくれ。

勘一ちゃん、それで良いね?」

「ああ、清子が駄目なら今日子がいる。

おれは今日子と結婚する事にする。」

「今日子ちゃんは勘一さんの従妹です。

それにまだ子供です。」

「言われなくても分かっている。

何もすぐにオメコするとは言っていない。

明日からでも、じっくりと手や口や舌の使い方を仕込んでやる。

男の喜ばせ方を仕込んでやる。

オメコが出切る様になった頃には、きっと床上手になっているぞ。」

妻の顔から血の気が引きました。

「そんな酷い事、そんな酷い事はやめて下さい。」

「ここを出て行くお前には関係ない。」

妻は暫らく何も話さずに必死に考えていました。

妹の事、自分自身の事、何よりも生まれてくる子供の事を。

「分かりました。

ここで暮らさせて下さい。」

妻の出した答えは自分を捨てる事でした。

自分を捨てて、妹とお腹の子供を守ろうと決めたのです。

自分は何をされようとも、どの様な辛い思いをしようとも、私の忘れ形見を立派に生んで育てる事が、生き残った自分の使命だと思ったのです。

「それはどう言う意味だ?」

「今の、お話を、お受けします。」

「お受けします?俺は別に、無理に受けてもらわなくても良い。

清子よりも今日子の方が、楽しめる気がしてきた。」

「ごめんなさい。

私と結婚して下さい。

こんな私で良ければ、勘一さんのお嫁さんにして下さい。

お願いします。」

「そうか、そうか。

最初から素直にそう言えば良かったのだ。

俺の事が好きか?俺の事を愛しているか?」

「愛、して、いま、す。」

「死んだ信夫よりも好きか?答えろ。

答えによっては考え直す。」

この世で1番嫌いな勘一に対して、愛していますと言わされただけでも屈辱だったのですが、私よりも好きだと言わされる事は、死ぬよりも辛い事でした。

しかし今の妻には他に道は無く、屈辱に耐えるしか有りません。

「信夫さん、よりも、好きです。」

「そうか。

そんなに俺の事が好きなら、早速明日にでも籍を入れてやろう。

さあ、そうと決まれば、1日早いが今夜は初夜だ。」

「勘一ちゃん、無事に生まれるまでは、もうしては駄目だと言ったはずよ。

あと少しの辛抱だから、暫らくは我慢しなさい。」

「そのぐらい分かっている。

今日からはオメコが出切るようになるまで、今まで嫌がって絶対にしなかった、手や口でさせるのさ。

母ちゃんが手でするのは上手だと知っているが、口を使うのも上手かったのだろ?」

「そりゃあ女の務めだからね。

嫁いで来た日から父ちゃんに仕込まれて、半月もすると、お春の口はどんな女のオメコよりも気持ちが良いと言わせたよ。」

「それなら母ちゃんが仕込んでやってくれよ。

早速今から始めよう。」

2人の会話は、妻の決心をすぐに後悔させるものでした。

2人の会話はただの嫌がらせでは有りませんでした。

椅子に座った下半身裸の勘一の前に座らされた、大きなお腹をした妻は、既に勘一のオチンチンを口の中に入れられています。

その横では伯母のお春が、仕切に妻に指示を与えていました。

「いつまでも咥えているだけでは、旦那様は喜ばないのよ。

少しは口を動かすとか、舌を使うとかしなきゃ。」

妻がゆっくりと口を動かすと、不機嫌そうな顔をして伯母が言いました。

「清子は本当に旦那様を喜ばせる気が有るの?勘一ちゃんを愛しているの?勘一ちゃんの言う通り、今日子を仕込んだ方が早そうね。」

「今日子ちゃんには止めてあげて。

私は勘一さんを愛しています。」

「それなら涙なんか流していないで、もっと一生懸命やりなさい。

それに、口をオチンチンから離す時は代わりに手で握って擦るの。

何が有っても旦那様のオチンチンを放っておいては駄目。」

言われたとおり妻が握って擦ると。

「駄目、駄目。

もっと愛情を込めて。

手でさせて貰っている時は、自分の手をオメコだと思いなさい。

口でさせて貰っている時は口がオメコよ。

分かったら手はそのまま動かしながら、オチンチンの先を舌で舐めてごらん。

舌をもっと早く動かして」

妹の事を言われた後の妻は、勘一を喜ばす事に必死でした。

「流石母ちゃんだ。

だいぶ清子も上手くなってきたぞ。」

「まだまだだけれど、初めてだから仕方ないね。

清子、同じ事ばかりしいては駄目。

深く銜えてみるとか、玉を触ってあげるとかしなきゃ。

それと旦那様には時々こう言うのよ。」

伯母が妻に耳打ちすると、妻は手を動かしたまま口を離して、伯母に教えられた通りの言葉を言いました。

「勘一さんの、は、硬くて大きいです。」

「駄目、駄目。

旦那様の目を見詰めて言いなさい。

それに何が硬くて大きいの?言い直して。」

「勘一さんの、オチンチンは、硬くて大きいです。」

「次は?」

「こんな立派な、オチンチンの、旦那様で、清子は、幸せ者です。」

伯母の特訓は出産の前日まで続き、妻は無事に娘を出産したのですが、ゆっくりと休めたのは2週間ほどで、勘一の希望でまた伯母の特訓は再開し、産後一ケ月が経った頃、いつもの様に妻に口でさせながら、勘一は伯母に聞きました。

「母ちゃん、まだオメコしたら駄目か?」

「もうそろそろ良い頃だけれど、用心の為にあと10日我慢しなさい。」

勘一は、後何日と書かれた日捲りを作り、毎日1枚剥がしては喜んで妻に見せに来るのですが、勘一が喜べば喜ぶほど、逆に妻の気持ちは重くなっていくのです。

終にその日が来てしまい、今まで我慢していた勘一は、朝まで妻を放す事無く責め続けました。

次の日も、また次の日も、伯母の監視が解けたのを良い事に、妻を夜明け近くまで弄び続け、自分は昼過ぎまで寝ているから良いのですが、朝から畑仕事をしている妻は、作業中に立ったまま寝てしまうほど疲れ切っていました。

そんな事が5日も続き、妻は抱かれる為に裸で布団に横になっていても、勘一の愛撫に多少反応する程度で、すぐに寝息を立ててしまいます。

それでも勘一は止める事無く、強引に繋がって来たのですが、その頃妻は夢を見ていました。

私と2人で農作業をしていて、畦道に置かれた籠の中では娘が眠っています。

娘が目を覚まして泣けば2人で駆け寄り、交代で抱いてあやすのです。

そんな些細な事が、妻には凄く幸せに感じられました。

「清子出すぞ。」

しかし幸せな夢も勘一のこの言葉で壊されてしまい、朦朧としていた妻は、つい本音を言ってしまいます。

「出さないで。

中に出さないで。

あなたの子供なんて生みたくない。」

勘一には子供を作る事は出来ないとは知らない妻は、そう言うとまた眠ってしまいましたが、以外にも勘一は怒る事もせずに、この日はその1回の行為で止めてしまい、妻は久し振りにぐっすりと眠る事が出来ました。

翌朝、昨夜の事を覚えていない妻は、不機嫌そうな顔をして口も利かずに、時折妻を睨み付ける勘一を気味悪く思っていました。

「今日子は母屋に移ってもらう。」

初めて口を開いた勘一は、一言そう言うと離れに行き、妹の物を全て表に放り出して何か始めたので、妻は放り出された物を母屋に運んでから畑に出ました。

昼に畑から戻った妻は、勘一が中で何をしているのか気になって仕方がなかったのですが、雨戸を閉められていて中の様子が分かりません。

昼飯の時も朝と変わらず不機嫌そうな顔をしていた勘一も、ようやく夕飯の時には満足そうな笑みを浮かべていたのですが、その事が逆に妻には気味悪く感じられました。

「清子、和美に乳をやったら離れに来い。

今夜は楽しい夜になりそうだ。」

その夜妻は離れに行くと、中の異様な光景に恐怖感を覚えました。

「清子はそんなに俺が嫌いか?そんなに俺の子供を孕みたく無いか?」

「何の事ですか?」

「覚えていないのか?まあ良い。

今からじっくりと本音を聞き出してやるから覚悟しろ。

今日からここは、清子専用のお仕置き部屋だ。」

妻はその部屋の話になると、私がどの様に聞き出そうとしても、硬く口を閉ざしてしまいます。

「お仕置き部屋とは他の部屋と何が違う?」

私がそう言った瞬間、私達の隠れていた農機具小屋の扉が開き、眩しい明かりで顔を照らされました。

「ここにいたぞ。」

それは勘一に頼まれて、私達を探し回っていた村の消防団員でした。

その声で何人もの団員達が集まって来たので、赤ん坊と幼い子供を連れていては、抵抗して逃げる事も出来ません。

結局、後から駆けつけた駐在さんに逮捕され、私だけが本署に連れられて行きました。

「誘拐した事を認めろ。」

「誘拐では有りません。

一緒にいたのは、私の妻と娘と妹です。」

「妻と娘だ?よその奥さんと娘を誘拐しておいて、まだそんな事を言っているのか?」

取調べとは名ばかりで、大きな声で終始怒鳴られながら、時には殴られ、時には蹴られ、どうしても私を誘拐犯にしたいようです。

食事もさせて貰えずに昼が過ぎ、また殴られそうになった時、片足を引き摺った大柄な、年配の刑事さんが入って来ました。

その人は私の殴られて腫れ上がった顔を見て、今まで私を殴っていた若い刑事の胸倉を掴んだかと思うと力一杯殴り付けました。

「貴様はこの人に何をしたのだ。

お前の様な戦地にも行っていない若造に何が分かる。

俺が代わるから、貴様は自分の始末書でも書いて来い。」

余程この人が怖いのか、顔色が変わった若い刑事は大きな声で返事をして、慌てて部屋を出て行こうとしました。

「おい、その前に濡らした手拭を持って来い。」

私が濡れた手拭で腫れを冷やしていると、それを見ている刑事の目には涙が溜まっていました。

「色々調べさせて頂きました。

それにしても、よくご無事で戻られましたね。

ご苦労様でした。」

日本に戻ってから初めて聞く優しい言葉に、私の目にも涙が溢れて来ます。

「実は、私は元軍人で、私も南方に行っておりましたが、幸か不幸か足に被弾してしまい、本国に送り返されてしまいました。

その後私のいた部隊は、全員玉砕致しました。

あなたは最後まで戦い、やっとの思いで日本に帰って来られたと思ったら、最愛の奥さんが他の男の妻になっていた。

その時のあなたのお気持ちを考えただけで私は。」

そこまで言うと、終に溢れた涙が頬を伝っています。

「はい、娘もです。」

「そうでしたね。

あなたの言う事を私は信じます。

でも、色々調べさせて貰いましたが出生届の時点で、既に父親の欄にはあなたの従兄、即ち奥さんの今のご主人の名前が書かれています。

奥さんにしても、離婚しなければあなたと夫婦に戻る事は出来ず、奥さんの意思だけでは離婚も難しい。

あの様子では今のご主人は奥さんを放さないでしょう。

今回の件は私が調べた限り、断じて誘拐では無いので、この事は必ず私が何とかしますが、夫婦の事は私などではどうにも成りません。

お力になれなくて申し訳ない。

許して下さい。」

「どうか頭を上げて下さい。

私の様な者の為に、涙を流して下さっただけで充分です。

ありがとうございます。」

取り合えず誘拐の疑いは晴れ、私はすぐに釈放して貰えるものだと思っていました。

刑事さんが出て行き、取調室に1人残されていた私は妻達の事が心配で、早く帰りたくてイライラしながら、部屋の中を歩き回っていました。

暫らくして戻って来た刑事さんは、何やら難しそうな顔をしています。

「お世話になりました。

もう帰らせて貰っても良いですか?」

「お座り下さい。

帰って貰う訳にはいかなくなりました。

誘拐の件は奥さんも否定されていた事もあり、私の説得で取り下げてくれましたが、それなら窃盗で訴えると言われ。」

「窃盗?」

「家を出られる時にお金を持ち出しませんでしたか?あなたのリュックに入っていたお金と、盗まれたと言っておられる額も一致しました。」

「信じて頂けないでしょうが、落ち着いたら必ず返すつもりでいました。

私も妻も、朝早くから日が暮れるまで一生懸命働いていましたが、一銭のお金も貰えなかった。」

私自身、この様な言い訳が通るとは思っていませんでしたが、とにかく悔しかったのです。

「私は信じます。

しかし、残念ながらお金を持ち出した事実は変わりません。」

その夜留置所の中で、妻の事を考えていました。

妻はおそらく、離れでお仕置きをされている事と思います。

どの様な事をされているかまでは想像出来ませんでしたが、妻は縛られ、あの日隣の部屋でされていた以上の辱めを受けているかと思うと悔しく、何の計画性も無しに、一時の感情だけで連れ出した事が悔やまれてなりません。

翌日は朝から窃盗についての取調べが有り、今回も昨日の若い刑事だったのですが、昨日とは態度が変わり、お茶も入れてくれ、煙草も勧めてくれます。

私が罪を認めた事で、1時間ほどで取り調べが終わり、若い刑事が出て行くと入れ替わる様に、足の不自由な刑事さんが入って来ました。

「今あなたの従兄の方が来て、あなたと2人で話がしたいと言っています。

本来規則で、2人だけで会わせる事は出来無いのですが、話によっては訴えを取り下げても良いと言っているので、私が何とかしますから会ってみますか?」

この刑事さんの計らいで取調室に入って来た勘一は、刑事さんが気を利かせて出て行くと、私の横に立って、勝ち誇ったような顔で見下ろしています。

「俺の身内に泥棒が居たとは驚いたぞ。

ここから出して欲しいか?それとも刑務所に送られたいか?」

「出してくれ。」

「出してくれ?出して欲しければ、土下座をするとか違った頼み方が有るだろ?」

妻達が心配で、どの様な事をしてでもここから出たかった私は土下座をして、何度も頭を下げましたが、すんなりとは許してくれません。

「許してやっても良いが、それには条件が有る。

もう一度俺の家で暮らして、荒れた田畑を全て元通りにしろ。

それと清子の事は完全に諦めろ。

もう一つ、今後俺の言う事に一切逆らうな。

どうだ?この条件が全て飲めるか?」

妻の事を諦める事は出来ませんが、妻と娘の側にいられるこの条件は、こちらからお願いしたいくらいです。

私は嘘をついて全ての条件を飲むと言いましたが、その様な事は勘一にはお見通しだった事を、帰りの道で知りました。

「本当に清子を諦めるのか?出来ないだろ?だから俺の側に置いて、俺が諦めさせてやる。

清子の身体は、もう俺無しではいられない事を、嫌と言うほどお前に思い知らせてやる。」

この時私は、勘一を殺して私も死のうと思いました。

どうせ1度は失ったはずの命なので、この男と刺し違えるのなら惜しくは有りません。

「今、俺の事を殺したいと思っているだろ?俺が憎いだろ?そんな事は百も承知で、俺の側にいろと言っているのだ。

でもお前に出来るかな?俺を殺せば清子は喜ぶかも知れない。

だが今日子はどうなる?俺の家を追われ、身寄りの無い今日子は何処に行く?おまけに、何処に行っても殺人犯の妹だ。

それでも良ければいつでも殺せ。」

勘一は私の気持ちを知っていて、先手を打って来たのです。

妹には悪いのですが、確かに私は自分の事だけしか考えていませんでした。

他人の妻でさえ、妹の為に己を捨てて耐えて来てくれたのに、この時の私は、そんな事すらも考えていませんでした。

「殺せないだろ?それならまた逃げるか?逃げたければ逃げろ。

俺もまた捕まえてもらうだけだ。

それに今度お金を盗んだら、どうなるか考えろよ。

仮に盗まなくても俺が盗まれたと訴え出ればどうなるかな?俺はお前の身元引受人になった。

どちらの言う事を信じるか良く考えてから逃げろよ。

今回は俺のお情けで注意だけで済んだが、次はそうはいかない。」

それを聞いた私は八方塞でした。

しかし、何か方法は有る。

いつかチャンスはやって来ると、絶対に諦めない事を心に誓いながら帰ると、妻と妹が井戸で何かしていたのですが、妹が駆け寄り、私に抱き付いて泣きじゃくっていたのに対し、妻は勘一の言い付けなのか私から顔を背けると、慌てて家の中に逃げ込んでしまいました。

その後も妻は私を避け続け、私と顔を合わせる事も無く、結局妻の顔をまともに見る事が出来たのは、皮肉にも1番見たくない夜の顔でした。

午後から早々荒れた畑に出る様に言われ、言われた作業が終った頃には、辺りは真っ暗になっていました。

皆は先に食事を済ませていて、私は1人冷めたご飯を食べ、お風呂に入って部屋に行くと、隣の部屋では既に始まっているようです。

その時全裸の勘一が、部屋の境の襖を全て開けてしまいました。

妻から聞いていた様に、自分の物が大きいと思い込んでいる勘一は、私に見せ付けるかのように、こちらに向かって腰を突き出し、顔には笑みまで浮かべています。

妻を見ると、勘一とは違い、まだ寝巻きを着ていて、布団の上に正座をして俯いていました。

「この方が、開放感があって良い。

さあ、続きをして貰おうか。」

そう言うと、妻の前に仁王立ちになって腰を突き出したので、丁度妻の顔の前に来てしまいます。

妻は俯いたまま目の前の物をそっと握りましたが、勘一に促されると顔を上げて、口に納めてしまったので私は耐えられなくなり、下を向いてしまうと勘一は怒り出し。

「信夫、見ていろ。

俺の言う事は何でも聞く約束だろ。

俺が見ていろと言ったら、最後まで目を逸らすな。」

私が顔を上げると、妻は必死に口を使っていました。

「どうだ?上モノのはずだ。」

勘一は口での行為を止めさせると妻を立たせ、無理矢理嫌がる妻の寝巻きを剥ぎ取ってしまい、私の方を向いて胡坐を掻いて座ると、膝の上に座る様に指示をしました。

「何をしている。

俺を跨いだ格好で、膝の上に座れ。」

しかし、それは私に向かって脚を大きく開いた格好になってしまうので、妻は胸と下腹部を両手で隠して、涙を流しながら立っているだけで動きません。

「俺には散々見せたオメコも、信夫に見られるのは嫌か?やはり信夫よりも、俺の事を愛しているのだな。

でも、幼稚な交わりだったと言っても、信夫はお前の最初の男だ。

懐かしいだろうから、少しぐらい見せてやれよ。」

それでも妻が動かないでいると、笑っていた勘一の顔が険しくなり。

「嫌なら昨夜の様にお仕置き部屋に行くか?清子の足を閉じられない様にしてから、信夫を呼んで見て貰うか?」

妻の涙を見ていて、妻の惨めな気持ちを考えると居た堪れなくなり、私は布団に頭まで潜り込んでしまいました。

「信夫、見ろ。

これは命令だ。

そこに座って見ろ」

私は耳を塞いで聞こえない様にしましたが、その時妻の声が、私の塞いだ耳に飛び込んで来ました。

「信夫さん見て。

お願いですから私を見て。」

妻が勘一に脅されている事が分かり、仕方なく布団から出て妻を見ると、妻は勘一の膝の上で、大きく足を開かされています。

「信夫、見えるか?言った通り、俺のチンボを銜えながら濡らしていただろ?」

「それは、その前に勘一さんが。」

「なに!」

勘一は片方の手を前に回して、妻の陰毛を掴んで引っ張り、もう一方の手を妻の耳に当てて、何か耳打ちしています。

「信夫さん。

勘一さんのオチンチンが欲しくて、口でさせて貰っていただけで、濡らしてしまった、清子の、スケベな、オメコを、見て下さい。」

「横を向いて言わないで、信夫の目を見て言わないか。」

そう言うとまた妻に耳打ちをして、妻は勘一に言われた通りの言葉を口にします。

「今から、勘一さんのオチンチンを、清子の、濡れたオメコに、入れさせて頂きます。

よく、見ていて下さい。」

妻は1度立ち上がると向きを変えて、勘一に抱き付く格好で跨り、右手で持って自ら納めると、ゆっくりと腰を落として行きました。

「ただ座っていないで腰を使え。

もっと早く。

上下にも腰を使うんだ。」

勘一が何度も妻のお尻を叩きながらそう言うと、最初私の方を気にしていた妻も、いつしか私の存在など忘れているかのように動き出し、勘一が腰を使い出した頃には、頭を激しく振りながら髪を振り乱して、狂ったように声を出し続けていました。

次の日からも毎晩襖は開け放たれ、2人の行為を強制的に見させられて、いつか妻を取り戻せる日が来るという私の望みも薄れ掛けていた頃、勘一の持病だった右膝の関節炎が悪化し、10日間ほど妻と娘を連れて近くの温泉に、湯治に行ってしまう事になりました。

勘一は医者から減量するように言われているのですが、食べる量は増えているのに、間接が痛い事から逆に運動量は減っていて、今でも体重は増え続けている状態なので、湯治に行ったくらいでは治る筈が有りません。

「信夫、留守を頼むぞ。

俺達は温泉に行って、毎日昼間からオメコ三昧だ。」

わざわざそう言いに来てから、頼んであったトラックの荷台に乗って出掛けて行きましたが、その夜私は、妻との行為を見せられる事は辛くても、私の知らない所で妻が抱かれている方がなお辛いという、可笑しな感覚に捕らわれていました。

妻の事が気に成ってしまい、仕事にも身が入らず、夜には気を紛らわせる為に妹の部屋に行って、妹から学校の話などを聞いていると、部屋の外から伯母の私を呼ぶ声が聞こえてきます。

「信夫、肩を揉んでおくれ。

今日子はいつまでも起きていないで、さっさと寝るんだよ。」

寝巻き姿の伯母の後ろをついて行くと、そこは伯母の部屋で、部屋の真ん中に敷布団だけが敷いてありました。

伯母は何も言わずに、私に背を向けて布団に座ると、いつもは結い上げている長い髪を、1つに纏めて右肩から前に垂らしました。

私も何も言わずに、後ろで膝立ちになって肩を揉んでいると、指がツボに入った時なのか、時々妻の後ろで自分を慰めていた時のような、可愛い声を出します。

「信夫、上手じゃないか。

それなら浴衣の上からよりも、直に揉んで貰おうかね。」

私はよく母の肩を揉んでいたので、ふと母の事を思い出してしまいましたが、伯母が衿を開いて胸の近くまで下げたので、日に焼けていない白い肌に女を感じてしまい、時々横から伯母の顔を眺めたり、肩越しに胸の谷間を覗いたりしていました。

私は怖い顔をしている伯母の顔ばかり見て来たので、鬼のような顔の印象が強かったのですが、こうして穏やかな時の横顔を見ていると、顔が小さく鼻筋がとおり、目は大きくてなかなかの美人です。

何よりも、伯母をじろじろと見たことの無かった私は、小顔なので痩せている印象を持っていたのですが、肩越しに見える胸の谷間も結構有り、肩を揉んでいても肉付きの良さが指に伝わって来ます。

「もう肩は良いよ。

今度は腰を揉んでおくれ。」

伯母は浴衣の衿を直してうつ伏せに寝たので、私は腰を揉み始めたのですが、やはり腰も肉付きが良くて、毎晩妻達の行為を見せ続けられていた私は、下半身を硬くしてしまっていました。

血の繋がりは無いと言っても伯母である、母と同年代の女に欲情してしまっている自分に、強い嫌悪感を持ちましたが、その事をあざ笑うかのように、今度は脚を揉んでくれと言い出しました。

私は足首から順に上に向かって揉んで行くと、やはり時々可愛い声を上げます。

私は可笑しな気分になってしまい、脚の内側を揉んでみたのですが、手が脚の付け根付近まで行っても伯母は何も言いません。

調子に乗った私がお尻を揉むと、伯母は急に起き上がり、今まで出していた可愛い声とは違う、いつもの怒ったような声で言いました。

「もう良いよ。

自分の部屋にお帰り。」

私は伯母の部屋を出ると便所に行き、憎いはずの伯母を想像しながら、情け無い事に右手を動かしていました。

翌朝、伯母はいつもよりも怒った顔をしていたので、お尻を触った事を怒っていると思っていたのですが、夜になるとまた穏やかな顔になって、今日も肩を揉んで欲しいと言って来ました。

昨夜のように、伯母は布団の上に座ったのですが、私が後ろに行こうとすると、うつ伏せに寝てしまい。

「今日は背中を押しておくれ。」

私が背骨に沿って押していると、余り効かないので跨いで押して欲しいと言い、伯母は1度起き上がると、私に背を向けて袖から腕を抜いて上半身だけ裸になり、腕で乳房を隠しながら、またうつ伏せになりました。

私は伯母を跨いで押していたのですが、伯母の白い肌や、横から見える押し潰された乳房の膨らみを見ていると、また下半身が硬くなってしまいます。

私はその事を伯母に知られないように、必死に他の事を考えていると、伯母は急に起き上がって袖を通すとまたうつ伏せになり、足を揉むように言って来たので、私の下半身は納まりません。

「今日は脚も直に揉んでおくれ。」

私は裾を持ってお尻の下辺りまで捲り、伯母の白く肉付きの良い太腿を見ているだけでも、自分の股間を触りたくなってしまい、そのお餅の様に柔らかい太腿に触れていては、頭の中は、もはやマッサージどころでは有りません。

余程気持ちが良いのか、伯母は何度も可愛い声を上げながら、脚が徐々に開いていってしまうのですが、伯母の秘密が見え出すと、必ず我に帰った様に脚を閉じてします。

理性の飛んでしまった私は、ここにいるのが伯母で有る事も忘れてしまい、脚の付け根を揉む振りをしながら、閉じ合わさった太腿の肉を左右に開いて、何度もそこを覗いていました。

「もう良いから、私の前に立ってごらん。」

私は伯母に悟られないように腰を引いた格好で、座った伯母の前に立ちました。

「信夫。

まさか私の脚を揉んでいて、変な気分になったりしていないだろうね。」

そう言うが早いか股間を掴まれてしまい、私の興奮がばれて伯母に罵声を浴びせられると思ったのですが、伯母の反応は私が思ったものとは違いました。

「えっ?なに?そんな。

もう、良いから、部屋に、帰りなさい。」

伯母に知られた事で急速に縮んでしまい、気まずい思いで部屋に戻りましたが、次の夜、何故伯母があの様な反応をしたのかが分かりました。

次の夜は伯母の部屋に行くなり、私が布団に寝るように言われました。

「早く寝巻きなんか脱いで、ここに寝るのよ。」

「どうしてですか?」

一応そう言ったのですが、伯母の怪しい目の光から、何か性的な事が起こりそうな事は感じていました。

「信夫は私の言う事を聞いていればいいの。

早くしなさい。」

私は褌だけになって仰向けに寝たのですが、伯母は褌も外せというのです。

「恥ずかしがっていないで早くしなさい。

昨日私のオメコを見ていたでしょ。

私の裸を見てオチンチンを大きくしていたでしょ。

その事を皆に言っても良いの?」

私は伯母に従いましたが、股間だけは手で隠していました。

「その手を退けなさい。

伯母の裸で興奮していたなんて知ったら、皆驚くでしょうね。」

私が手を退けると、伯母が唾を飲み込んだ音が聞こえました。

伯母は私の横に座り、そっと手で触れたのですが、私はその刺激だけでも充分反応してしまいます。

「凄い。

どうしてこんなに大きいの?まだ大きくなっていくわ。

こんなに硬く大きくなってしまって。

信じられない。」

伯母は私をからかっているのでは無くて、真剣にそう思っているようでした。

勘一の物に比べれば大きいのですが、軍隊でも決して大きい方では有りませんでした。

それなのに伯母がこれほどまでに驚くという事は、死んだ伯父の物も勘一と同様に小さく、伯母はそれ以外、見た事が無いのでしょう。

「何なのこれは。

張り形と大きさが変わらないじゃない。」

私は黒光りした張り形を見た時に、色と形の異様さに驚きましたが、決して太いとは思いませんでした。

伯父はあれを買って来た時に、伯母に自分の物が小さいと悟られないように、この様に太く大きな物を持っている者は、実際にはいないとでも説明したのでしょう。

その様な事を考えている内に、伯母が掴んでいた手を動かし出したので、私は早くも出してしまいそうになり、じっと見られている事以上にその事の方が恥ずかしく、目を瞑って必死に快感と戦っていたのですが、急に柔らかく暖かい物に包まれたような感覚になり、目を開けると伯母の口に含まれています。

その、今までに経験した事の無い感触と、妖艶な表情で私の物を口の中に入れている姿を見てしまっては、経験の無い私には耐えられるはずも無く、伯母が動く前に呆気なく出してしまいました。

「まだ何もしていないのに、もう出してしまったのかい。

だらしの無い男だね。」

伯父に仕込まれたのか、私が出した物を顔色一つ変えずに飲み込んでからそう言い、急いで自分も裸になると、私に代わって仰向けに寝ました。

「今度は私を気持ち良くしておくれ。

私のオメコが充分に濡れてきたら、もっと気持ちの良い事をしてあげるから。」

そう言うと脚を開いたので恐る恐る触ってみると、そこは言葉とは違い、既に洪水のような状態でした。

私は指示通り、伯母の身体に舌を這わせていましたが、その間も伯母は、私の股間を触り続けています。

やがて伯母は、可愛い声を出すだけで私に指示しなくなったので、乳首を吸いながら股間に有る膨らんだ豆のような物を触ると、伯母は悲鳴の様な声を上げました。

「駄目。

まだオサネは駄目。

止めなさい。

そこは駄目。」

しかし私は、面白いように声を上げる伯母を見ていて、ここが伯母の1番感じる部分だと知ると、尚更止める事は出来ません。

「もう駄目。

指では嫌。

はら、もう硬くなっているだろ。

早く入れて。

駄目、駄目。

おまえの指で気を遣らされるなんて嫌。

早くこの太いのを入れておくれ。」

感じている時の伯母の声は、妻のその時よりも1オクターブほど高く、少女の様に可愛く感じられます。

「もう駄目。

どうして、私の、言う事が、聞けない。

もう駄目。

いい、いい、いい、いい。」

伯母は気を遣ってしまったようで、急に静かになってしまいました。

伯母は余韻を楽しむかのように目を閉じていましたが、思い出したように目を開けると、怖い顔をして私を睨みました。

「悔しい。

よくも私の指示に従わなかったね。

この家での、お前の立場を分かっているのかい?お前に指で気を遣らされるなんて。

今度私の指示に。」

私が伯母の下腹部に置いていた手の指で、またオサネに触れて動かすと、伯母の言葉は途中で止まり、それに代わってまた可愛い声が聞こえ、今度はすぐに限界が来たのか、私を押し倒して跨ると、自分で入れてしまいました。

「凄い。

こんなに大きいなんて。

こんなの、こんなの。

駄目、駄目、壊れちゃう。

そんなにされたら、壊れちゃう。

凄い、凄い。

止めて、そんなにされたら。」

伯母はそう言っていますが、私は寝ているだけで、伯母が勝手に腰を使っているのです。

下から伯母の顔を見ていると、やはり整った綺麗な顔をしていて、特に感じている時の、鼻の穴を少し広げた表情は魅力的で、その上40歳を過ぎているとは思えないような、張りの有る乳房が大きく揺れていては、私の我慢もすぐに限界を迎えてしまいました。

「伯母さん、出そうだ。

もう駄目だ。」

「まだよ。

まだ駄目よ。

私ももう少しだから我慢しなさい。

まだよ。

出したら許さないからね。」

「駄目だ。

出る。

出る。」

「まだ駄目。

出したら駄目。

駄目、駄目、駄目。」

私が出してしまうと伯母は、まだ少し硬さの残る物に、4、5回腰を使ってから大きな悲鳴を上げると同時に、私の胸に崩れ落ちました。

翌日は大雨で畑にも行けず、妹が学校に行った後に土間で鎌を研いでいると、伯母が近くに来て、私を睨んで立っています。

沈黙が続き、昨夜伯母の指示に従わなかった事を怒っていると思ったので、私の方から謝る事にしました。

「昨夜はすみませんでした。」

しかし伯母の怒っている原因は、私が思っていたものとは違う様で。

「ああ。

どうして我慢出来ない。

1人放っておかれた私の惨めな気持ちが分かるか?それでも男なのかね。

今度から私よりも先に終ってしまうのは、絶対に許さないからね。

さあ、早速今から練習するよ。

私がしっかりと仕込んでやるから。

分かったら鍵を掛けて、私の部屋に来なさい。」

私にはもう、伯母と甥の関係など、どうでも良い事でした。

伯母の身体に触れている時だけは、妻の事を忘れる事が出来たのです。

散々妻の痴態を見せられた悔しさが、伯母によってその時だけは解消出来るのです。

何より、妻との2晩しか経験の無い私は、伯母の身体の虜になってしまったのかも知れません。

伯母の身体を使った特訓は連日続き、ある夜私が伯母の上になって繋がっていた時に、後ろから声がしました。

「お前達は何をしているのだ。」

伯母に乗ったまま私が振り向くと、そこには勘一と娘を抱いた妻が立っていました。

私は伯母から離れようとしましたが、伯母に下から抱き付かれ、脚も腰に巻き付いていて離れる事が出来ません。

「予定よりも早かったのだね。

もう少しだったのに、お前達が入って来たから、信夫のオチンチンが小さくなってしまっただろ。

終ったら居間に行くから、早く出て行っておくれ。」

「お前達のしている事は、どういう事か分かっているのか?」

「信夫さん。」

勘一が出て行くと妻はそう呟いて、悲しそうな目をして勘一に付いて行きました。

伯母は2人が出て行った後も求めて来ましたが、何をされても硬くなる事は有りませんでした。

諦めた伯母は勘一の待つ居間に行ったので、私は自分の部屋に戻ると、隣の部屋から妻の啜り泣く声が聞こえて来ましたが、勘一のいない今が妻と話すチャンスだと分かっていても、私には何と話したら良いのか分かりません。

親子でどの様な話し合いがなされたのかは分かりませんが、翌日から私の部屋は伯母の部屋に移り、これで妻の心が離れてしまったのでは無いかと思った私は、その悔しさを毎晩伯母の身体にぶつけ、伯母の妖艶な身体に没頭していきました。

私に有るのは、目の前の伯母の身体だけになってしまい、伯母はその様な私を、自分好みの男にする為に、一生懸命手ほどきしてきます。

私は連日、女の扱いを嫌と言うほど仕込まれ、3ヶ月ほど経った頃には、夜に関してだけは伯母との関係が逆転しつつ有りました。

「信夫、もう出して。

私はもう駄目。

早く終って頂戴。」

「何を言っているんだよ。

まだオチンチンで2回しか気を遣っていないじゃないか。」

「だってその前に、指とお口で。

また、また。

お願い、もう許して。」

「駄目だ。

私をそう仕込んでくれたのは伯母さんじゃないか。

今夜はあと3回気を遣ったら許してやる。

ほら、もっと腰を使って。」

伯母は私の上で、半開きの口から涎を垂らして、狂った様に腰を動かしています。

「これで最後にして欲しければ、お願いしてごらん。」

「もう、許して。

これ以上、されたら、死んでしまう。

お願い。

駄目、駄目。

また来る。

来てしまう。

出して。

お願いだから出して。」

「どこに?」

「もう駄目。

私のオメコに、スケベなオメコに出して。

ほら、来てしまう。

駄目、駄目、いい、いいの、凄くいいの、いい、いい、ヒィー。」

この頃私には、1つの心配が有りました。

それは伯母が妊娠してしまわないかという事です。

昼間伯母を捕まえて聞いてみたのですが、やはり昼間の関係は以前のままでした。

「伯母さん。

今まで、ずっと、伯母さんの中に、つまり、その。」

「お前は何も心配しないで、私の言う通りにしていれば良いの。

父ちゃんと早くに死に別れて、その後オメコをしてもらえなかったからか、40歳の時に終ってしまったよ。

そんな事よりも、昨夜はよくもあんな虐め方をしてくれたね。

私に逆らったらどうされるか、今夜は嫌と言うほど教えてやるから、覚悟しておきなよ。」

私は何と無知だったのでしょう。

そう言われてみればこの3ヶ月の間、伯母に月の物はなく、1日の休みも無しに伯母と交わっていたのです。

その夜私は、伯母に虐められていました。

手や口を使って私を高めておいて、出そうになると、すっと手や口を離してしまうのです。

今までも、手ほどきを受けていた頃は何度か我慢させられましたが、今夜はそれが、もう10回以上続けられ、私は惨めな姿で1人身悶えていました。

「ほら、出したいかい?腰が動いているよ。

そうかい。

出させて上げようかね。

おっと、駄目、駄目。

そうはいかないよ。

これは私に逆らったお仕置きだからね。」

しかし私は、以前の私では有りません。

服従する事を誓い、伯母に飲んでもらった後は、立場は逆転してしまうのです。

伯母はこの様な行為だけで満足出来るはずも無く、私に入れられたら最後、1度出させた事が災いし、今度は伯母が虐められるのです。

「お願いだから、もう終っておくれよ。

これ以上されたら、気が狂いそうだよ。」

「駄目だ。

今日は本当に気が狂うまで、何度でも気を遣らせてやる。」

そう言いながら腰を動かすと、面白い様に伯母は登り詰めます。

「もう駄目。

それなら、せめて少しだけでも、休ませて。

お願いだから、少しだけでも、嫌、また、いい、いい、もう私は、いい、いい、いい。」

「おっと、伯母さんの言う事は聞かないと駄目だから、少し休ませてやろう。」

「えっ、嫌、動いて。

もうすぐだったんだよ。

お願いだから動いて。」

「困った伯母さんだな。

どちらだよ。」

「そう、いい、いいの、いい、いい、また、また、駄目ー」

しかし私は、動きを止めません。

「もう嫌。

こんなのもう嫌。

許して。

もうしませんから堪忍して。

私が悪かったです。」

「分かった様だから、これで終わりにしてやろう。

最後だから思い切り気を遣れ。

もう出しても良いか?」

「出して、中に出して。

いい、いい、死んじゃう、死んじゃう、死ぬ、死ぬー。」

伯母との行為が終ってから、寝息を立てている伯母の横で私は、このままの生活を続けていても良いものかと考えていました。

夜は伯母に対して主導権をとっていても、昼間の立場は何も変わりません。

妻と娘の事を諦められず、そのくせ良い方法も見つからずに、伯母との行為を見られてからは、私から妻を避け続けています。

私が1人畑にいると、珍しく叔母が昼食のにぎり飯を持って来ました。

「信夫、私は悔しくて仕方が無いのだよ。

おまえの様な者に、身体を良い様にされてしまう。

何度言っても、夜のおまえは言う事を聞かない。

それで私は決めたよ。

今夜から少しでも私に逆らったら、この家を出て行ってもらう。

良いね?」

私も将来が開けずに、少し自棄になっていたので怒りに任せ、伯母に抱き付いて着物の裾から手を入れると、知り尽くした伯母の急所を、こうされると1番弱いというやり方で触りました。

「何をするんだい?やめなさい。

やめな、さい。

やめ、な。」

伯母はすぐに大人しくなり、嫌がりながらも私の指に押し付けています。

「ここでは嫌。

誰かに見られる。

ここでは、ここでは。」

「こんなに濡らして何が嫌だ。

こんな畑の真ん中で、そんな声を出して恥ずかしくないのか?」

「だから、せめてあの小屋で。

駄目、駄目、こんな所では嫌。

駄目、駄目、駄目。」

「ここで充分だ。

立ったまま気を遣ってみろ。」

「嫌。

そんなの嫌。

駄目、駄目、駄目ー。」

私は伯母を、抱きかかえる様にして小屋まで連れて行くと、下半身だけ裸になりました。

「今度は伯母さんが俺を気持ち良くしてくれ。」

「偉そうに私に命令するんじゃないよ。

そんな事は私が決める。」

「そうか。

丁度良い引き際かも知れない。

私は家を出て行くよ。」

すると伯母は驚いた顔をして、腰に抱き付いてオチンチンに頬擦りをしてきました。

「さっき私が言った事を気にしているのか?あれは嘘だよ。

おまえを私の思い通りにしようと思って、少し嘘をついてしまっただけだよ。

出て行くなんて言わないでおくれよ。」

伯母が初めて私に縋ってきました。

この時私には、良からぬ思いが浮かびます。

「放してくれ。

私は出て行く。」

「私が悪かったよ。

もう出て行けなんて言わないから、頼むから出て行かないでおくれよ。」

伯母はそう言いながら、目の前の物を銜えてきました。

「それなら私の言う事を聞くか?今後逆らわないと誓えるか?」

「誓うよ。

もうこれ無しでは生きていけない。

信夫のオチンチン無しでは、寂しくて生きていられないよ。」

「口を離すな。

今からは信夫さんと呼べ。

分かったか?」

伯母は銜えたまま、何度も首を縦に振っていました。

この家での伯母と従兄の力関係は、ほとんど互角なので、伯母を私に従わせる事が出切れば、私も大きな力を得る事になります。

昼の態度だけではまだ半信半疑だったのですが、夕飯の時に、伯母が私に本気である事が分かりました。

「母ちゃん、信夫と俺の皿が逆だぞ。」

今日はメザシが付いていたのですが、私の皿には5匹乗っていて、勘一の皿には4匹しか乗っていません。

今までなら逆どころか、勘一が5匹なら私は2匹でした。

「これで良いんだよ。

信夫は1日中畑に出ているからね。

それにお前は、医者からあまり食べるなと言われているだろ?」

「信夫?」

私が伯母を睨んでそう言うと、伯母はすぐに謝りました。

「母ちゃん、どうしちゃったんだよ?」

「別に今までと変わらないよ。

ただ、田畑を売らなくてもやっていけるのは、信夫さんがいてくれるからだろ?」

これで確信を得た私は、伯母に対しては更に強く出る様に成って行きます。

私が床につくと、伯母は私に擦り寄ってきて、私の股間を弄ってきます。

「今日は疲れたから、向こうに行ってくれ。」

「そんな意地悪を言わないで。

私はこれが無いと眠れないよ。」

「今日は小屋でしてやっただろ。」

盛りのついた伯母は私の言う事など聞かずに、寝巻きの裾を割って口に含んでいます。

「仕方のない伯母さんだ。

それならしてやるから私の質問に答えろ。」

伯母は口を離したのですが、私の気が変わらないように、手で扱き続けています。

「お春は、伯父さんとしか経験が無いのか?」

「お春?」

「ああ、今日からお春と呼ぶが気に入らないか?まだ分かっていない様だな?お春は誰の女か言ってみろ。」

「私は、私は。」

「もういい。」

伯母の手を振り払い、裾を直して背を向けると、伯母は慌てて後ろから抱き付いてきて、前に回した手で寝巻きの上から擦ってきました。

「私は信夫さんの女。

機嫌を直して。

私は信夫さんの女よ。」

私が向かい合って手を下に持って行くと、伯母はそこはすでに濡れていたので、指を2本捻じ込んで聞きました。

「ここは誰の物だ?今まで伯父さんと私以外に、誰に使わせた。」

「あっ、信夫さんの物です。

死んだ旦那様以外には、あーん。」

「本当か?そうだ、伯父さんは死んでもういないから、他の者がいる時は信夫さんで良いが、今から2人だけの時は、私の事を旦那様と呼べ。

腰を動かして感じていないで、もう一度誰の物かもっと大きな声で言ってみろ。」

「旦那様の、物です。

旦那様の、オメコです。

指を動かして。

お願い、指を、指を。」

「伯父さんの他にも、勘一とした事が有るだろ?正直に言わないと。」

「していません。

嫌。

止めないで。

息子と、その様な事は。

嫌、もう少しだから、止めないで。」

「本当に勘一とは何も無かったのか?正直に言わないと、また止めてしまうぞ。」

「手で、手でしてあげた事は、何回か。

嫌、どうして?言ったのに、どうして?正直に言ったのに。」

「俺は腕が疲れた。

指はこのままにしておいてやるから、自分で腰を使って気を遣ってみろ。」

「あーん、上手く出来ない。

旦那様が、旦那様がして。」

妖しく蠢く伯母の腰を見ながら、私の野望は大きくなって行きます。

それから数ヶ月が経ち、勘一の右足の間接はますます悪化し、それを庇う為に負担の掛かっていた左足の間接も悪くなってしまい、終には妻の肩を借りないと、1人では便所にも行けなくなっていました。

伯母はみんなの前でも、私の事を旦那様と呼ぶ様になっていて、ご飯の時の座る場所も私が一番座です。

昼間は妻と私が農作業をして、伯母が娘の和美を見ながら勘一の世話をする事が多くなり、妻と話す事は自由に出来るようになったのですが、核心部分にはお互いに触れません。

妻が私と伯母の関係を、どの様に思っているのかが怖くて聞けないのもありますが、独占欲の強い伯母が、私と妻が仲良くする事を嫌っているからです。

伯母は私に逆らわないと言っても、私が伯母から少しでも離れる様な素振りを見せれば、恐らく今の関係は1日にして壊れてしまうでしょう。

伯母とこの様な関係になっていても、妻に対する愛は変わらないつもりだったのに、妻と娘さえ取り戻す事が出来れば他は何も望まないと言う様な、純情な気持ちは無くなっていました。

その様な醜い心を知られるのが嫌だという気持ちが、更に妻へ気持ちを打ち明ける事を出来なくしています。

「お春、風呂に入るぞ」

私が風呂に入る時は、必ず伯母が背中を流すようになっていた。

「旦那様、清子と何も無いでしょうね?」

「何も無い。

お春も知っているだろ?和美を抱いて、時々畑に様子を見に来ているのを知っているぞ。

そんなに私が信用出来ないか?」

「ごめんなさい。

でも、心配で」

「今日子はまだ勉強しているか?」

「今日は疲れて眠ってしまったみたいです」

「そうか。

それなら久し振りに一緒に入るか。

お春も着物を脱げ」

伯母は嬉しそうに、脱衣所に行きました。

「そこに立って、身体をよく見せろ」

流石の伯母も恥ずかしいのか片手で胸を隠し、もう一方の手はしっかりと閉じ合わされた、太腿の付け根に置いて腰をくねらせています。

「何故隠す?毎晩中まで見られているのに、今更何が恥ずかしい?隠すな」

潤んだような大きな瞳、感じてくると少し開く鼻筋の通った鼻、私の物を含むにはいっぱいに開かなくてはならない小さな口。

しかし、その小さな顔と違い、細い首の下には肉付きの良い身体がある。

丼を伏せたよりもやや小さい程度の豊満な乳房、少し触れただけで硬く尖る小さな乳首、肉は付いていてもしっかりと括れている腰、薄く柔らかい陰毛、今は見えないが、感じてくれば自分から包皮を押し退けて顔を出す淫核、普段しっかりと閉じていても私の為には濡れて開く襞。

とても40歳を過ぎているとは思えない、白くきれいな身体を眺めながら考えていました。

妻の気持ちを取り戻す事が出来たとしても、この身体を手放す事が私に出切るだろうかと。

あの鬼のような形相で私達を虐めぬいた伯母が、今では私の前で顔を赤らめ、少女のように恥じらいながら立っている。

血の繋がりは無くとも、20歳近く年下の甥に辱められ、何も言わずに耐えている。

このような伯母に対しての憎しみは薄れ、愛はなくても情のような物さえ出てきています。

正確には伯母にでは無く、私の思い通りに開く、この身体に情があるのかも知れません。

現に今も、触れてもいないというのに、身体は私を求めて悲鳴を上げ始めています。

「うっ、うーん」

「どうした?さっきから太腿を擦り合わせて変な声を出しているが、小便でもしたいのか?」

「違い、ます。

何も」

慌てて片手を下に持って行ってまた隠したのですが、暫らくすると中指だけが、微かに動いているように見えます。

顎を突き出し、目を時々閉じながら鼻の穴を開き、半開きになった小さな口から、時折可愛い声が漏れ出すと、この女を手放したくないと言わんばかりに、私の身体も自然と硬くなっていきました。

私はその事を隠すように湯に浸かりましたが、その事で後ろ向きになった伯母は、私から見えなくなった指の動きを早くしたようで、丸いお尻が前後左右に動いています。

「お春、辛そうだな」

「立って、いるのが、辛いです」

「ずっと立っていたから、足が辛いのか?違うだろ?何処が辛い?正直に言ったら、お春も入って来てもいいぞ」

「オメコが、辛いです」

伯母は私を跨いだ格好で入り、次の瞬間、私は明らかにお湯とは違う、ぬるっと濡れた物に包まれ、それはもう放さないと言わんばかりに、きつく私を締め付けて来ます。

伯母は味わうかのように、ゆっくりと腰を前後に動かし、徐々に動きが早くなるとその声は大きくなっていき、勘一が動けなくなってから、1階の風呂と便所に最も近い部屋に移った妻にも、はっきりと聞こえているに違いありません。

この複雑な思いを振り払うかのように、私も下から伯母を突き始めていました。

私が激しく突けば突くほど、伯母の身体はお湯に浮いてしまいます。

伯母は動きを全て受け止めようと、私の首に手を巻き付けて抱き付いてきました。

私も伯母が浮き上がらないように、お湯の中で腰を抱いてやると、伯母の声は益々大きくなります。

「嫌、硬い、嫌、嫌、今日の、旦那様は、いつもより、硬い、嫌、嫌、嫌」

「本当に嫌か?硬いのは嫌いか?」

「違う、嬉しいの、硬いの好き、好き、好き、凄い、今日は、凄い、もう駄目、駄目ー」

伯母の身体を支えながら、勘一と妻の部屋の前まで行くと、私達に刺激されたのか、いつもよりも大きな妻の声が聞こえてきました。

「こんなの嫌、こんなのは嫌ー、もう嫌ー」

何度聞いても悔しくて遣り切れず、急いで一番奥の私達の部屋まで行くと、伯母の身体をまた虐めてしまうのです。

「旦那様、今日はもう」

「もう何だ?私はまだ出していないぞ。

お春の夜の務めは何だ?言ってみろ」

「私の身体で、旦那様に気持ち良くなって頂く事です」

私に対して昔の様な気丈さは、今の伯母の何処にもありません。

私さえ伯母以外の女に目を向ける様な素振りを見せなければ、伯母は私に従順で有り続けるでしょう。

次の日、いつもの様に妻と畑に出た時、私が畑の隅に有る肥え溜めに小便をしていると、斜め後ろからの刺すような視線を感じました。

そちらに視線を向けてみると、妻が小便の出ているところを食い入るように見ていたのですが、私と目が合った瞬間、何も無かったかのように、また鍬で耕し始めました。

「清子、どうした?何か気になるのか?」

しかし妻は答える事も無く、黙々と作業を続けています。

「最近、毎日大きな声が聞こえるが、毎晩勘一兄さんに可愛がってもらっているのだな」

妻は一度大きく首を横に振ると、その後は私が何を言っても、私を無視して作業を続けました。

昼間の妻の態度が気になった私は、夕飯が終るとすぐに、妹の今日子には2階に移った自分の部屋に行くように言い、早い時間から伯母を責めていました。

「あーん、また、今日の、旦那様は、激しすぎる、嫌ーん、これ以上されたら、本当に、あーん、死んでしまう、また、また、死ぬ、死ぬ、死ぬー、ひぃー」

そう叫ぶと伯母は、本当に死んだ様に静かになり、その内寝息を立て出しました。

私は足音を忍ばせて、妻達の部屋の前に行くと、勘一の怒鳴る声が聞こえてきます。

「お前だけ気持ち良くなりやがって。

そんなに自分だけ最後までいきたければ、張り形を使って勝手にいけ」

「嫌ー、こんなの嫌ー。

どうかなりそう。

狂いそうですー」

「そんなに嫌なら後はこれで、自分でやれ。

俺はもう駄目だ」

「自分でなんて出来ません。

どうにかして、こんなの嫌ー」

「やめろ。

そんな事をしても無駄だ。

俺のはもう立たない」

「それならどうして毎晩途中まで。

今ももう少しでした。

せめて勘一さんがこれで」

「おまえには俺の悔しい気持ちが分からないのか。

今日は立つか、今日は治っているかと思って。

でも駄目だ。

もう男として終わりだ。

足が痛くて動けない。

唯一の楽しみだった、唯一男でいられたこれが」

妻は乱れた寝巻きの前を押えて、部屋を飛び出していきました。

寸前のところで廊下の角に隠れた私は、妻の後を追って風呂の前まで行くと、中から妻の悩ましい声が聞こえてきます。

「あー、あーん、うっ、うっ、いい、あっ、あっ、いい」

それは妻が1人で慰めている声でした。

あの純情で、勘一に辱められては泣いていた妻からは考えられませんでしたが、私が変わってしまったのと同じ様に、妻も変わってしまっていたのです。

部屋に戻ると、物音で伯母が目を開けました。

「何処に行っていたのです?」

「便所に行ってきた。

それよりも、部屋の前で聞いてしまったのだが、勘一兄さんはもう駄目みたいだぞ」

「何が駄目なのです?」

「あっちの方だ。

もう立たないらしい。

男として駄目になったらしい」

私が嬉しそうに話すのとは対照的に、一瞬驚いた顔をした伯母は、今にも泣きそうな悲しい顔に変わりました。

次の日、私はある事に気付きました。

あれほど私と妻の仲を気にして、隠れて何度も様子を伺いに来ていた伯母が、午前中一度も来なかったのです。

昼飯に帰ると、伯母は俯いて私と一度も視線を合わせず、勘一も食欲が無いという事で、妻はお盆に乗せていった食事を、手付かずのまま持ち返って来ました。

午後、私はわざと鎌を忘れて畑に行くと、妻には取りに戻ると言って、一人家に戻りました。

気付かれないように、勘一の部屋の前まで行って耳を済ませると、2人の話し声が聞こえてきます。

「母ちゃん、もういい。

やっぱり駄目だ。

俺はもう男に戻れない」

「そんな事はないから頑張って。

もう少ししてあげるから、他の事は忘れて気持ちよくなる事だけを考えるの」

「昼前に散々してくれたじゃないか。

それでも駄目だった」

「きっと精神的なものだわ。

大丈夫、必ず良くなるから」

「それなら口でしてくれよ。

母ちゃんの口でしてもらえば、もしかすると硬くなるかも知れない。

それで硬くなったら、母ちゃんのオメコに入れさせてくれると約束してくれ。

母ちゃんのオメコに入れられると思えば、硬くなるような気がする」

「それは駄目。

親子だから手だけという約束だったでしょ?」

「伯母と甥なのに、信夫にはさせているじゃないか。

母ちゃんはこんな俺を見捨てるのか?」

暫らく沈黙が続いた後、クチュクチュと口に唾を溜めながらしゃぶる、伯母が口に含んだ時の聞き慣れた音がしてきました。

「やっぱり駄目だ。

母ちゃんの口でも硬くならない。

俺はもう駄目なんだ」

私は畑に戻ると、妻の横に行って話し掛けました。

「勘一兄さんは、いつから駄目になった?」

「何の事です?」

妻は顔を背けます。

「もう硬くならないのだろ?それで清子は、一人風呂で」

「知りません」

妻は涙を流しながら、走って家に帰ってしまいました。

農作業を終えて帰ると、伯母は以前の鬼のような形相になっていました。

「話があるから部屋に来なさい」

伯母が私に、命令口調で話すのは久し振りです。

伯母の後をついて部屋に行くと、伯母は上座に正座しました。

「そこにお座りなさい。

畑で清子と何が有ったの?何かしたわよね?まさか小屋で」

「俺は何もしていない」

「それなら何故、清子が泣きながら帰って来たの?嘘をついても駄目」

「そんなに信用出来ないか?私はただ、勘一兄さんの事が心配で聞いただけだ。

それよりも俺達が畑に行ってから、何をしていた?」

「和美の世話と、勘一ちゃんの世話を」

「勘一兄さんの、何の世話をしていた?俺が途中で鎌を取りに来たのも気付かないで」

「えっ?それは、その」

「お春は誰の女だ?お春の口は誰の物だ?お春のオメコは誰の物だ?もう関係はやめにしよう」

「待って。

信じるから許して。

私は旦那様の女です。

この口もオメコも全部旦那様の物です」

「駄目だ。

その口は私の物なのに、どうして他の男を咥える。

俺のオメコに、どうして他の男を入れようとする?それも、ただの男ではなくて、相手は息子だろ」

「ごめんなさい。

堪忍して下さい。

勘一ちゃんが可哀想で、口ではしてしまったけれど、旦那様のオメコは使わせていません」

「それは硬くならなかったから使われなかっただけだ。

もしも硬くなっていたらどうしていた?俺は今日から2階で寝る」

泣いて縋る伯母を突き飛ばし、布団を持って2階に行きました。

これは明らかに嫉妬です。

情は有っても私にとって伯母は、この家での地位を維持する為と、性欲を処理する為の道具で、その他の感情は無いと思っていましたが、伯母と勘一の仲を嫉妬した事に気付き、自分でも驚きました。

勘一はその後、起きる事も出来無くなり、糖尿病だと診断されて入院してしまいます。

伯母は毎日泣きながら許しを請いますが、私は許しませんでした。

しかしこれは、毎日伯母に性を吐き出していた私にとっても辛い事です。

勘一に付き添いはいらなかったのですが、昼間妻が病院に行く時は伯母が娘を看て、伯母が行く時は妻が娘を背負って畑に出ていました。

本当の親子3人水入らずで畑にいる。

これは妻が、夢にまで見た姿です。

戸籍上は夫婦、親子でなくても、私も望んだ姿です。

しかし今の私は不純な考えが先に立ち、モンペに包まれた妻のお尻が、気になって仕方ありません。

そんなある日、夜から降り出した激しい雨が止まず、農作業に出られないので、朝から藁草履を編んでいました。

「今日は清子が、勘一ちゃんの様子を見てきて」

「今日は伯母さんが行くはずだっただろ?ここのところ畑で忙しかったから、たまには休ませてやれよ。」

私は伯母に手招きされて、隣の部屋に行きました。

「だって、今日は畑に行けないから、私がいなくなるとこの家には、旦那様と清子だけになってしまう。

変な気でも起こされたら」

子供のように意地を張り、伯母と何日も交わっていなかった私は、この言葉で女としての妻を余計に意識してしまいました。

「伯母さんは自分のした事を棚に上げて、まだ俺を疑っているのか?それに和美だっているだろ。

勝手にしろ」

「ごめん。

私が悪かったよ。

今日は私が行くから機嫌を直して。

せめて伯母さんなんて呼ばないで、前みたいにお春と呼んで」

和美が眠ると、妻は小雨になったのを見計らい、昼飯に使う大根を引きに家の前の畑に行ったのですが、また急に雨足が強くなったので、私は番傘をさして迎えに行きました。

大根を持って、私に寄り添う妻の横顔を見ると、濡れて解れた髪が頬に張り付いています。

それを見た時、私の妻を見る目は雄の目に変わっていました。

「手拭で拭いたぐらいでは、風邪をひいてしまうぞ。

着替えたらどうだ?」

「そうします」

私は思い切って、妻の部屋の障子戸を開けました。

そこには久し振りに見る、全裸の妻の姿がありました。

伯母ほど白い肌ではないのですが、それでも農作業で顔だけが日に焼けて浅黒い為、白さを際立たせています。

「嫌。

出ていって」

妻は慌てて、身体を拭いていた手拭で前を隠すと、身を屈めました。

「どうしてだ?私は今でも清子を愛している」

「お母様に怒られる。

もう私達は元には戻れません」

「そんな事は無い。

俺はずっと清子を愛し続けていた。

伯母さんとこうなったのも、清子や和美

の側にいたかったからだ。

他に方法は無かった。

清子はもう、私を愛してはくれないのか?」

「でも駄目。

こんな事は嫌です。

出ていって下さい」

妻を愛しているのは本心だった。

しかし今は、口では愛を叫びながらも、その事よりも目の前の、牝の身体が欲しくて必死なのだ。

妻は私への愛を否定はしないのだが、これから起こる事を言葉で拒否し続けている。

もう自分を抑える事が出来なくなっていた私は、服を全て脱ぎ捨てて近付いた。

すると妻の目は、私の既に雄叫びを上げている部分に集中し、その目もまた、牝の目へと変わったように感じたので、押入れから布団を1組出して敷いたが、もう妻は何も言わない。

「清子、ここにおいで」

しかし妻は、何度も首を横に振る。

私の硬く大きくなった物を見た事で、自分が牝に変わってしまったという事を、隠したかったのだろう。

私は妻の腋に手を差し込んで、強引に布団まで引き摺って行き、押し倒して乳房に吸い付くとお乳が出てきた。

「あーん、駄目、こんな事は、駄目」

私は何故か娘に悪い気がしてしまい、乳房への愛撫はそこそこに、足元に回ると妻の脚を大きく割り、その付け根にむしゃぶりつく。

口での攻撃から逃れようと、私の頭を両手で押したり、身体を捻ったりしていたが、何日も途中までで放っておかれた身体は、すぐに抵抗を止めてしまった。

襞を開くと、そこは伯母の赤みを帯びたピンクとは違い、薄くきれいなピンク色をしている。

更に伯母と大きく違うのは、その上にたたずむ淫核が、もう感じているはずなのに、未だ包皮に包まれている事だ。

私は包皮を剥いて強制的に露出させ、舌先で突いたり舐め上げたりして、伯母に散々教え込まれたやり方で責め続けていました。

「恥ずかしいけど、感じてしまう、駄目、駄目、欲しい、もう欲しい、お願い、お願い」

口を離して指での刺激に切り替えて横に座ると、もう妻は牝である事を認めざるを得なくなったのか、手を伸ばして私を握り締めています。

「いつから入れてもらっていない?」

「もう、ひと月以上、あーん、これが、欲しい、欲しい、本当に、もう駄目なの、駄目、駄目、駄目ー、嫌ー」

妻は縋る様な目で私を見詰めながら、何度も腰を突き上げて気を遣ってしまいました。

「ひぃー」

休まず私が挿入すると、そう一声叫んで下から抱き付いてきます。

「なに?中がいっぱいになる、中がきつい、なに?なに?」

私は今までを取り戻すかのように、激しく突き始めました。

「嫌ー、奥まで来てる、嫌ー、そんな、奥まで、嫌ー、硬い、硬いのが奥までー」

妻はそう言いながらも、更に奥まで欲しいのか両足上げて、私の腰に絡めてきました。

「凄い、凄い、奥まで、駄目ー、ひぃー」

腕枕をした状態で、2人並んでぼんやりと天井を見ていましたが、その間も妻は私を掴んだまま放しませんでした。

「信夫さんは、変わってしまったのですね」

「それは清子もだ。

今も清子の手は何を掴んでいる?」

「嫌。

恥ずかしい」

そう言いながらも、更に強く掴んで放そうとはしません。

「でも、清子を愛しているという気持ちだけは変わっていない。

ここにいる為には伯母さんとの関係もやめられないし、暫らくこんな生活が続くと思うが、私を信じて待っていてくれないか?こんな私はもう嫌いか?」

妻は返事の代わりに顔を下腹部に持っていくと、優しく口に含んでくれました。

妻は夕方に帰ってきた伯母に捕まり、質問攻めにあっていました。

「私がいない間、何をしていた?」

「和美の面倒を看ながら、ゆっくりとさせて頂きました」

「まさか私の旦那様に、ちょっかいを出したりしなかっただろうね?」

「そんな事はしていません」

「本当だろうね?」

「本当です」

「2人で何の話をしている?」

「あっ、旦那様。

別に何も」

「お春、疲れただろ?風呂を沸かしておいたから今から入れ。

今日は私が背中を流してやる」

「えっ?旦那様にそんな事」

そう言いながらも嬉しそうに、小走りで着替えを取りに行きます。

「清子、悪いな」

「いいえ、勘一さんとの事で、ずっと信夫さんには辛い思いをさせてきました。

私もこの方が、少しでも罪が軽くなるようで気が楽です。

お母様と何があっても信じていますから」

私が背中を流している間、伯母はずっと泣いていました。

「今日子が眠ったらお春の部屋に行くから、それまでに化粧をし直して、布団を敷いておけ」

「本当ですか?嬉しい」

「ああ、だから今は泣くな。

泣いていては化粧が出来ないぞ。

その代わり今夜は朝まで、嫌と言うほど泣かせてやるから」

「旦那様、嬉しい」

毎晩伯母を抱き、伯母が勘一の病院に行く日は、昼間妻を抱くという生活が続きました。

勘一は合併症まで起こし、病状は思わしくありません。

「勘一兄さん、久し振りですね」

「信夫か。

俺を笑いに来たのか?」

「とんでも無いです。

早く良くなってくれないかと思って」

「心にも無い事を」

「本当です。

早く良くなってもらわないと、私1人でお春と清子の相手をしていては、いくら私でも身がもちません。

何しろ2人共激しいですから」

「なにー。

俺から母ちゃんを盗っただけでは飽き足らずに、まさか清子まで。」

「盗ったとは人聞きの悪い。

お春は自分から股を開いてきたから仕方なく。

それに清子は、元々私のものだったのを、勘一にいさんが無理矢理犯して盗ったんじゃないですか。

清子は、あんな男に触られるのは、気持ち悪くて二度と嫌だと言っていましたよ。

思い出すのも気持ち悪いから、何もかも忘れさせてと言って、毎日裸で抱き付いてきます。」

「くそー、殺してやる」

「その意気です。

私を殺せるぐらい、元気になって下さいよ。

早く治してもらわないと、お春にはいくら濃いのを注いでやっても心配ありませんが、そのうち清子には子供が出来てしまうかも知れません」

「絶対に殺してやる」

「私を殺すのは構いませんが、その前に死なないで下さいよ。

さて、2人共身体を洗って待っていると思いますから、来たばかりで悪いのですが帰ります。

何しろ、1晩に2人相手をしなければなりませんから。

ゆっくり寝ていられる、勘一兄さんが羨ましいです。」

「おまえと言う奴は」

「そうだ。

1つの布団に2人並べて、交互に嵌めてやればいいんだ。

その方が楽ですよね?今夜はそうしてみます。

じゃあまた」

「くそー、くそー」

病室を出ると、勘一の悔し泣きする声が聞こえてきました。

勘一の顔を見たら私も興奮して、伯母には聞かせられない事を言ってしまい、これが伯母に伝わっては不味い事になると心配しましたが、その心配はすぐに無くなりました。

私が興奮させたからだとは思いたく無いのですが、その夜少し落ち着いていた勘一の病状が急変し、明け方死んでしまったからです。

それから3ヶ月ほど経った頃、妻が妊娠している事が分かりました。

「おまえの様な嫁は出て行け。

もう二度と顔も見たくない」

伯母は一人息子を亡くした上に、私まで失うかも知れない恐怖から、妻を責め続けました。

「お春、清子が出て行くなら私も出て行くよ。

和美もお腹の中の子供も私の子供だ。

世話になったな」

「清子だけ出て行けばいい。

旦那様は行かないで。

もっと尽くすから行かないで。

何でもするから行かないで」

「それは駄目だ。

私には子供達に責任がある。

それに、俺もまだ若いからいつか所帯を持ちたいと思っていた。

伯母と甥で、まさかお春と結婚する訳にもいかないだろ?」

結局、伯母と私が養子縁組をし、一周忌が終ったら妻と結婚をする。

結婚をしても私は伯母の部屋で寝て、伯母との関係を続ける代わりに、妻と関係を持つ事も認める。

この様な、常識では考えられないような条件で落ち着いたのですが、1番罪深いのは私です。

毎日違った味の、2人の女に奉仕させ、その上この家の資産も手に入れたのです。

その後男の子が生まれて清子と結婚しても、この様な関係は8年後に、伯母が脳溢血で倒れるまで続きました。

勉強の好きだった妹の今日子は、大学を出てすぐに結婚して子供を儲け、私は農業の傍ら、昔習った呉服の行商に出る様になり、南方で捕まった時に米兵からもらった、チョコレートの美味しさが忘れられずに、今日子の家に寄る時は甥の喜ぶ顔が見たくて、必ずチョコレートをお土産に持って行きました。

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チョコレートの伯父ちゃんの事を思い出している内に駅に着き、改札を出ると後ろから肩を叩かれました。

「ご無沙汰。

一緒の電車だったのね。」

それは従姉の和美姉さんでした。

「ご無沙汰しています。

和美姉さん一人?」

「主人は久し振りに弟と酒が呑みたいと言って、一足早く昨日から車で来ているの。

私は昨夜どうしても外せない会合があったから」

「そうなんだ。

でも丁度良かった。

まだ時間が有るから、先に伯父さんのお墓にお参りしたいけど、どの道を行けば良かったのかな?この辺りも、ベッドタウンになってしまって、すっかり変わってしまったから」

「私も一緒に行くわ。」

以前は気にもしないでいたが、墓石の後ろには〔信夫・清子〕とだけ書いてある。

「ご先祖様のお墓は?」

「それは他の所にあるのよ。

入院する前に、父が先祖の墓とは別に建てたの。

その時

『私が死んだらここに入れてくれ。

ここには私と清子以外は誰も入れるな。

死んでからは、私だけの清子でいて欲しいし、清子だけの私でいたい』

と言った

『いい歳をして惚気ているの』

と聞いたら

『おまえ達には分からん』

と言って2人抱き合って泣いていたわ。

しっかりしていると思っていたけれど、もう呆けていたのかな?だからここは、翌年に死んだ母と2人だけのお墓なの」

私はお墓に手を合わせると、自然と涙が出てきた。

伯父ちゃん、いつも美味しいチョコレートをありがとう。
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